国境を越えたスクラム―ラグビー日本代表になった外国人選手たち

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国境を越えたスクラム―ラグビー日本代表になった外国人選手たち

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  • サイズ 46判/ページ数 284p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784120052224
  • NDC分類 783.48
  • Cコード C0075

出版社内容情報

「何があっても日本以外の国の代表になるわけにはいかないと思った」。かつてリーチマイケルはそう語った。ラグビーは、代表選手の国籍を問わない。居住年数など一定の条件を満たせば、国籍と異なる国の代表としてプレーできる。多様なルーツを持つ選手たちは、なぜ「日本代表」となることを選んだのか。



最初期の留学生として来日したノフォムリ・タウモエフォラウやラトゥ志南利、ニールソン武蓮傳。外国人初の代表キャプテンとなったアンドリュー・マコーミック。日本の生活・文化に魅せられたというトンプソンルーク。成績優秀ゆえに留学生に選ばれ、ラグビーに関してはほぼ素人で来日したホラニ龍コリニアシ。韓国代表を断って日本代表を目指した金喆元。日本代表が憧れだったという具智元。そして、日本の高校・大学で受けた恩をラグビーで返したいと言ったリーチマイケル……。さまざまな選手がさまざまな背景を背負って、日本代表チームに集ってきた。



異文化の地で道を拓いた外国人選手たち、彼らを受け入れたチームメイトと関係者の奮闘があってこそ、今の日本代表がある。その歴史は、多様な人々との共生をさぐる日本社会とも重なってみえる。それぞれのライフヒストリーと、秘められた熱い思いをたどる。

内容説明

ラグビーは、代表選手の国籍を問わない。居住年数など一定の条件を満たせば、国籍と異なる国の代表としてプレーできる。多様なルーツを持つ選手たちが一つのチームになっていくため、何が必要だったか。“共生”を目指す社会のヒントがここにある。

目次

第1章 トンガからの留学生―ノフォムリ、ホポイ、そしてラトゥ
第2章 1989年と2015年のトライ
第3章 14歳のパイオニア
第4章 なぜ、桜のジャージなのか
第5章 外国人初の日本代表キャプテン
第6章 楕円球がつくった出会い
第7章 日本代表を憧れのチームに

著者等紹介

山川徹[ヤマカワトオル]
1977年生まれ。ノンフィクションライター。山形中央高校2、3年時に全国高等学校ラグビーフットボール大会に出場。東北学院大学法学部卒業後、國學院大學二部文学部史学科に編入。在学中からフリーライターとして活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

190
想像とは違った内容だった。昨年、日本中を感動させたラグビー日本代表の強さのヒミツ、を期待して読んだが、ガイジン助っ人選手の歴史を細かく(細かすぎ、の感じも)記したドキュメント。リーチ・マイケルと、具智元が最後の最後にちょっと出てきただけだったから…。物足りなかった。しかし、オールブラックスからジェイミー・ジョセフ(現・日本代表ヘッドコーチ)やグレアム・バショップを日本代表に選び、今日の基礎を築いた平尾誠二の慧眼には、感動した。2020/01/18

いつでも母さん

185
「チームのために、身体を張れない人はグラウンドに立つ資格はない。そこに国籍は関係ありません。」ホラニ龍コリニアシの言葉だ。数多の外国人選手が、高校で大学で社会人でプレーしている。だからといって全員が桜のジャージーを身に着けて日本代表になれる訳ではない。中には日本国籍を取得している選手もいる。ただラグビーの為にだけではないだろう。日本人が好きで、日本という国が好きで選んだのだろう。一つのタックルにスクラムにキックに彼らの誇りを思いながらベスト8を目指す日本代表を熱く応援したい。2019/10/11

chantal(シャンタール)

91
私の中で最初の外国籍選手と言えば大東大のラトゥ。すごかった。その後も三洋電機で活躍し、日本代表になった時は何の違和感もなかったし、普通に応援してた。言葉も文化も全く違う国で生活するのは並大抵の事ではない。特に日本はどちらかと言うと閉鎖的な社会だし。でもそこに溶け込もうと努力し、所属するチームへの献身が伝わるから、私たちも心から応援する。トモさんやラトゥの息子さんの言葉が良いじゃないか。「ホームは日本」。日本で暮らし、日本のチームで戦ってる。だから日本代表になる。私達はそれを応援する、それがラグビー!2019/10/20

アキ

85
1991年1月8日神戸製鋼vs三洋電機ウィリアムスの伝説のトライが目に浮かぶ。あの頃外国人選手は助っ人だった。日本に来てラグビー黎明期に苦労した外国人選手とそれを支える日本人、読んでいて何度も目頭が熱くなる。桜のジャージに憧れ、日本文化を尊重する外国人と日本人がワンチームとなり日本代表はここまで成長した。外国人登録者が260万人を超えた日本へスポーツの役割がヒントになるかもしれない。「チームのために、身体を張れない人はグランドに立つ資格はない。そこに国籍は関係ありません」トンガから日本代表になったホラニ龍2019/10/05

seacalf

63
母校の大学も強豪校だったが当時はあまり気にしていなかった。なので今回のW杯で改めて胸を熱くした口だが、外国人選手の多さに戸惑いも感じていた。まずはラグビー代表の国籍にとらわれないその理由を、歴史から紐解いてくれる。文化風習の違う異国に飛び込んできた歴代の選手達を紹介し、今までまるで知らなかったラグビーのことを外国人選手の受け入れという観点から知れる良いきっかけ。この仕組みや寛容性はラグビーに留まらず学びが多い。第6章は特に必見で涙が溢れた。蛇足ながら「笑わない男」稲垣啓太さんの貴重な笑顔ショットも掲載。2019/12/03

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