出版社内容情報
刑事司法の世界を硬軟織り交ぜ一気に読ませる珠玉のエッセイ。随所に多彩で細やかな眼差しを感じさせ、あじわいと余韻の残る文章。検事として数々の取調べ、検事長として多くの事案処理を担当。細やかな眼差しを感じさせるのは著者の人間性がそのまま反映する。また、独自の人生論も満載。また口絵では著者描き下しの絵画を公開する。『検事長余話』、『検事長雑記』に続く第3弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aochama
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法改正から趣味まで広範囲にわたる元検事長のエッセイ。易しい語り口で興味をそそり、読みやすく蘊蓄も豊富です。特に客員教授をされている大学での講演「法学部の新入生の皆さんへ」は、学生の方は必読ですねー2023/05/27
aochama
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元検事長、現在弁護士の著者が改正された法律、都知事辞任、旅行ほか身の回りのつれづれをエッセイとして展開。それぞれに感じたことから示唆に富む指摘まてありますが、毎日を楽しんでいる様子かイキイキと伝わってきました。こういうふうに過ごしたいものです。2019/08/04