出版社内容情報
いま世界中を覆っている三つの大変革、グローバル化、デジタル化(AI化)、ソーシャル化。
日本はこの大変革のうねりに翻弄され、課題に対応できないまま、他国につけられた差がさらに広がりつつある。改革を先導し行動する経営者の集団として、経済同友会は、2018年12月に「Japan2.0 最適化社会の設計―モノからコト、そしてココロへ―」という提言を行った。
日本がさまざまな課題を克服し、持続可能な社会をつくるためには何が必要か――。
本書は、その提言のエッセンスを凝縮した、経済同友会の取り組みの集大成ともいえる一冊でる。
内容説明
X軸=経済の豊かさの実現、Y軸=イノベーションによる未来の開拓、Z軸=社会の持続可能性の確保。国家価値を三次元で解析すれば、その先に、日本の進むべき道が見えてくる。
目次
第1章 過去の延長線上に未来はない(日本は岐路に立っている;衝突のステージに突入した米中 ほか)
第2章 「心」「技」「体」の揃った国家を目指して(未来からバックキャストして、なすべきことを考える;最適な未来の設計図を描くために ほか)
第3章 豊かな経済を実現するために=X軸(GDPの「内なる問題」;新たな経済指標群「GNIプラス」を提唱する ほか)
第4章 イノベーションこそが未来を拓く=Y軸(「人間の仕事を奪う」だけではないAIの「破壊力」;日本はなぜ「周回遅れ」になったのか ほか)
第5章 社会の持続性を維持し、高めていくために=Z軸(黄信号が灯る日本社会の持続可能性;「消費税率一〇パーセント」では足りない ほか)
対談 提言だけでは終わらない我々経営者は率先して行動する
著者等紹介
小林喜光[コバヤシヨシミツ]
1946年生まれ。71年東京大学大学院理学系研究科相関理化学専攻修士課程修了。ヘブライ大学、ピサ大学留学後、74年三菱化成工業(現・三菱ケミカル)入社。96年三菱化学メディア取締役社長、2007年三菱ケミカルホールディングス取締役社長を経て、15年より同取締役会長。15年度より経済同友会代表幹事。理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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