出版社内容情報
「がん」なら東京下町、大阪市など。「脳卒中」なら西多摩、茨城、栃木など。「心臓病」なら茨城、埼玉、神奈川などが危ない! 初めて「2次医療圏」別に日本全国の三大病の死亡率を比べてみたところ、地域による衝撃の死亡格差が明らかになった。なぜ死亡率が高い地域と低い地域が存在するのか。原因を追究し、解決策を提案する。あなたの地域は大丈夫か。
「2次医療圏」とは、どこに住んでいても最適な医療が受けられるように整備した全国344の単位だ。あなたが倒れたとき、救急車は「2次医療圏」内の病院に運び込む。この2次医療圏の死亡率の差を初めて比べたのが2次医療圏別全リストだ。都道府県別などからは見えなかった地域の格差が浮かび上がる。医師、看護師ほか医療関係者、行政関係者、町内会長も住民も必携の保存版。
埴岡健一[ハニオカケンイチ]
著・文・その他
内容説明
「2次医療圏」とは、入院が必要な病気の治療を完結させる全国344の地域の単位だ。あなたが倒れたとき、救急車はまず「2次医療圏」内の病院への搬送を検討する。この2次医療圏の死亡率の差を初めて比べたのが2次医療圏別全リストだ。都道府県別などからは見えなかった地域の格差が浮かび上がる。医師、看護師ほか医療関係者、行政関係者、町内会長も住民も必携の保存版。
目次
がん(要注意なのは東京下町、大阪市など 胃、大腸、肝、肺部位別ワースト30;二次医療圏別がん死亡率(標準化死亡比)全リスト
ルポ 大阪市死亡率減少が急務 早期受診、生活習慣改善、治療の集約化が課題
ルポ 東京23区高死亡率は、墨田・江東・江戸川区 東京下町と山の手の死亡率格差が示すもの)
脳卒中(東高西低で、北関東が注意ゾーン 脳卒中ワースト30;二次医療圏別脳卒中死亡率(標準化死亡比)全リスト
ルポ 東北だけじゃない!なぜ、西多摩、茨城、栃木は死亡率が高いのか)
心臓病(北から南まで点在する高死亡率エリア 急性心筋梗塞ワースト50;二次医療圏別心臓病死亡率(標準化死亡比)全リスト
ルポ 茨城、埼玉、神奈川、東京 首都圏にもある意外なホットスポット
地域格差を是正する策は? 医療計画に見る本気度と消極性)
著者等紹介
埴岡健一[ハニオカケンイチ]
1959年兵庫県生まれ。大阪大学卒業。『日経ビジネス』副編集長、『日経メディカル』編集委員、日本医療政策機構がん政策情報センター長、東京大学公共政策大学院特任教授などを経て、2016年4月より国際医療福祉大学大学院教授。住民に効果をもたらす都道府県医療計画策定の推進に取り組む
福島安紀[フクシマアキ]
1967年生まれ。岩手県育ち。立教大学法学部卒業。医療系出版社、『サンデー毎日』専属記者を経て、96年フリーランスに。社会福祉士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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