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秋田實 笑いの変遷

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050015
  • NDC分類 779.14
  • Cコード C0095

出版社内容情報

戦前の左翼活動を経て、漫才作者に転進、「萬歳」から「漫才」に昇華させ、後進の育成にもあたった「上方漫才の父」の生涯を長女が活写する決定版評伝。新資料発見により戦時下や終戦後の活動が明らかとなった。

内容説明

新資料発見!長女が描く決定版評伝。

目次

第1章 笑いのある日常
第2章 左翼活動
第3章 「脱萬歳」から「新漫才」
第4章 笑いの試行錯誤
第5章 戦時下の漫才
第6章 京都時代の仕事
第7章 宝塚新芸座時代
第8章 漫才作家養成
第9章 ライフワーク時代

著者等紹介

藤田富美恵[フジタフミエ]
1938(昭和13)年大阪府生まれ。童話作家。秋田實の長女。帝塚山学院短期大学文芸専攻科卒業。秋田實の追想記『父の背中』で第8回潮賞ノンフィクション部門受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideichi Sekiya

0
本書は漫才作家の草分け的存在であり、上方演芸の双璧である吉本興業と松竹芸能の両方の創成期に在籍したことのある偉人についてその長女が描いた書籍。エンタツ・アチャコ、蝶々・雄二、ワカサ・一郎といっても知らない人も、、、昭和は遠くなりました。2017/10/28

猿田康二

0
本書は漫才の発展に心血を注いだ一人の漢の人生を彼の娘が綴った渾身の一作である。秋田實が自伝では書けなかった小説と漫才作家との間で揺れ動く心情を娘だからこそ書ける内容も綴られている。特に私が印象に残った内容は、秋田の「笑い」にかける「想い」である。「笑い」は、多くの人を健康にし幸福にさせる力を持っている。その信念があるからこそ、小説家の道を捨て一漫才作家として漫才の地位向上のためおのれの才能を振り絞ったに違いない。彼のライフワークである「ユーモア辞典」10巻の執筆が3巻で絶筆となったのが残念でならない。2019/11/30

wang

0
戦前戦後に主に漫才作家として日本のお笑い文化を創るにあっって重要な役割を果たした秋田実。実娘が、残された書籍、原稿、メモ、ノートなどから彼の作家人生を再構築。彼の人生はほぼ漫才創生期の歴史と重なる。晩年は漫才師の育成やお笑い理論の普及などにも携わっており、本書からも秋田のお笑いの考え方の一端がうかがえる。2019/01/28

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