むーさんの自転車

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むーさんの自転車

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  • サイズ B6判/ページ数 368p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120049972
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

高円寺で育った正雄。実家が倒産し、米屋のむーさんと移り住んだ長野で、和菓子職人として歩み出すが…。平成版・高円寺純情商店街!主人公は高円寺の商店街で生まれ育った松野正雄、タイトルになっている米屋のむーさんは人望厚く、高円寺阿波踊りの中心で、街の顔役。二人の絆を描く人情物語で、著者の直木賞受賞作「高円寺純情商店街」のイメージを引き継いだ、「平成版・高円寺純情商店街」。また、正雄と二人で移り住む、むーさんの故郷・長野が第二の舞台で、出身の小林一茶の俳句が重要なモチーフともなっており、長野の「ご当地小説」でもある。

内容説明

長野と高円寺。二つの街で少年・正雄が大きく成長していく“平成版純情商店街”

著者等紹介

ねじめ正一[ネジメショウイチ]
1948年東京都生まれ。青山学院大学経済学部中退。父は俳人のねじめ正也。阿佐谷パール商店街で「ねじめ民芸店」を営む。81年、詩集『ふ』で第31回H氏賞を、89年、小説『高円寺純情商店街』で第101回直木賞を、2008年、小説『荒地の恋』で第3回中央公論文芸賞を、09年、小説『商人』で第3回舟橋聖一文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshihiko

12
主人公の半生を描いた青春ストーリでした。一茶の句を取り入れた味のある作品で興味深いのですが、ちょっと主人公の後ろ向きな感じがなんとなく共感できずにいました。2017/10/11

橘 由芽

8
朝の連続テレビ小説を見ているような感覚で読んだ。なるほど新聞小説だったのね。長野市や東京の高円寺にゆかりのある人は「あー、あそこのことだ!」と楽しく読めそうですよ。2018/07/22

nori_sugida

6
ねじめさんの小説ではお馴染みの高円寺が舞台で主人公は和菓子屋の息子。 ある事が理由で一家が離散する事になった主人公を主人公が大好きなむーさんが寄り添って支えて見守ります。ねじめさん云くむーさんには格好いいモデルがいるそうでピンチに陥っている店の子を何とかしてやりたい、この子は将来どうなっていくのだろうと思いやる気持ちが格好いいと思って描いたといいます。 二人の大好きな小林一茶の俳句がキーとなっていて、むーさんと主人公に寄り添うように物語が進みます。 主人公の周りの人の温かさが印象的でほっこりしました。2017/11/23

yoshigon

5
和菓子屋だった実家が倒産し一家バラバラに。それを助けてくれたむーさん。どうしてそこまでしてくれるのか、またお母さんの和子さんも温かい。周りの人たちに恵まれながらの正雄の成長記。2019/06/27

あおけん

5
実家の和菓子屋が潰れて家族がバラバラになって…と、大変な正雄君にむーさんが長野へ行かないかと誘ってくれる。そんな正雄君の成長物語かな~。むーさんが良い人過ぎて、神ですね。正雄君の親とは、結局、修復出来ずなのが気がかりだった。2018/08/08

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