出版社内容情報
「大人の事情」で、台湾には世界遺産が1つもない。登録されてしかるべき自然・遺跡・文化を熱烈紹介する。知って応援、行って応援。
内容説明
政治の事情で、台湾がユネスコの「番外地」となっているためだが、実は、少なくとも18か所、世界遺産水準の自然、文化がある。実際、訪れるべき価値のある場所ばかりで、日本と関係の深い「候補地」も少なくない。台湾を発見、再発見するための熱烈案内書!
目次
第1章 台湾のセンス・オブ・ワンダー(玉山国家公園;太魯閣国家公園;棲蘭山桧木林;大屯山火山群;澎湖玄武岩自然保留区)
第2章 日台共通の歴史を内包する場所(阿里山森林鉄道;台鉄旧山線;楽生療養院;水金九鉱業遺跡;烏山頭ダムと嘉南大〓(しゅう)
桃園台地の〓(ひ)塘)
第3章 台湾の魂の世界をのぞく(卑南遺跡と都蘭山;排湾族と魯凱族の石板屋集落;金門島戦地文化;淡水紅毛城と周辺歴史建築群;馬祖島戦地文化;澎湖石滬群;蘭嶼集落と自然景観)
著者等紹介
平野久美子[ヒラノクミコ]
東京都生まれ。学習院大学文学部卒業。編集者を経て執筆活動へ。(社)「日本から台湾の世界遺産候補地を応援する会」理事、専門委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
42
世界遺産登録を目指す18ヶ所が紹介されてます。かなり真面目な一冊です。日台関係に関して、陽と陰の歴史が見えてきます。阿里山森林鉄道や台鉄旧山線、鉄道ファンには興味深いです。2017/06/06
しんこい
9
面白本風なタイトルだが、国連非加盟なので正式な世界遺産なしと言われれば、納得。玉山も森林鉄道もよいし、烏山頭ダムもよいが、たまたま読んでる最中に八田氏の銅像が首切られるとは。読んでなければ、誰?という感じでした。2017/04/27
4610tosan
2
まだまだ台湾のすごいところはありそうです。でも、やはり阿里山鉄道と玉山、そして烏山頭ダムと嘉南大圳は一回は訪ねてみたいところです。2017/12/29
YuYi
1
間違ったところは少なくないなぁ...2021/01/22
Chiyo K.
1
国連に加盟していない台湾が、近年になって世界遺産としての価値がある景勝地や史跡などを選定し、国際的にアピールしているという。富士山より高い山岳や島嶼に散らばる独自文化など「これも台湾なのか!」と思わせるものや、日本統治時代に関連があるもの等を、台湾に造詣の深い日本人執筆者たちが紹介する。高低差2400mの登山鉄道の紹介文は、「鉄」分たっぷりで思わずニヤリ。ラインナップを見るだけでも、「台湾とは何か」と考えずにはいられない。小籠包と烏龍茶だけに満足していてはいけない、と思わせる。2018/02/03
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