出版社内容情報
切っても切れないこの重~い関係、平安は訪れるのか!?一番身近なモンスター“ジツボ”と娘たちの戦いを描くコミックエッセイ。
内容説明
「母が重たい」悩む娘、「娘と連絡取れない」嘆く母。親との関係に悩む全ての人におくります。読売新聞好評連載「オトナの親子」拡大版コミックエッセイ。
目次
第1章 なんでできないの!―独裁者タイプ
第2章 自由に生きたい―娘たちの抵抗その1
第3章 かわいそうな私にかまって―被害者タイプ
第4章 連絡断って早○年―娘たちの抵抗その2
第5章 私の言う通りにすれば大丈夫―教育ママタイプ
第6章 私、良い母親でしょ?―優等生タイプ
第7章 父と息子―男心もフクザツ
第8章 歩み寄りのカタチ
著者等紹介
おぐらなおみ[オグラナオミ]
イラストレーター兼漫画家。4人家族。群馬県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美登利
100
もうあるあるすぎて、辛い。でもこの漫画は絵がほんわかしていて少し慰められる感じ。私も母親との関係にずっと悩んでいて、ここ数年は距離を置いてます。実際に30年住んでる所が離れているから、お互いに行き来が簡単にできないからそれも出来ることだと思っています。親子だから、親子なのにもうこれ以上依存されたくない、嫌だと思ってもなかなか突き放せない。他人であれば、多目に見られることもあるのにね。壊れてしまう前に自分の事を一番大事にしよう。罪悪感に負けないようにする事が一番難しいのですが皆同じように悩んでいるのですよ。2018/07/18
きみたけ
48
少し息抜き。マンガを折り込んでいたので親子問題のギャグ漫画かなと思いきや、意外と内容は重たかったです。。。この本を借りたということは母親と問題があるのだろうか、、我が娘もそう感じるようになるのかと思うと、いろいろと考えさせる一冊でした。2021/05/23
rokoroko
21
認知症になった母は7時半になると「今日は来ないの?」と電話がかかってくる。まだ暗いうちに埼玉を出ろと?お腹壊して『今日は外食できない』と言うと怒り狂う。尾籠な話だけど血便なのにレストランに連れて行けと。どんどん嫌いになっていく実母。10年続いた。その前は私に無関心で心地よかったのになどと・・切ない記憶浮かび上がってくる2024/01/17
オリーブ
20
母が私を育てていた時代は「良かれと思って」やっていたことが実は自分が出来なかった理想の押しつけだったんだなと今になってわかる。その期待に応えられる自分でいたいと私も義務感を背負って苦しかった。こういう母と娘の葛藤や苦しみを感じている人が私だけじゃなったと知って少し気持ちが楽になった。母もそのまた母(私からみると祖母)からの呪縛に未だに気づけなくて怒りに満ちてそのストレスを私にぶつけてくる。なるべく聞き流すようにはしてるけど最近はこのままで人生を終えていくんだろうなと可哀想でもあり諦めの気持ちもあったりです2018/03/24
にゃんた
19
自分が女であり、娘を持っているなら母娘問題は、脈々と続いていく永遠の課題だ。高圧的態度、考えの押し付け、過干渉、支配、親のストレスのはけ口。そして孫への干渉までもが問題として提議されていた。わかる気がする。自分自身がされて嫌だったことは、基本娘たちにはしていないつもりだが、じゃあ彼女らにとって自分がジツボリアンになっていないかといえば、そう言い切る自信もない。お互いにいい関係でいるために、自分は自分の楽しみを持ち、娘に寄りかかりすぎず生きる。娘とはいえ、別々の個人という意識を強く持ちたい。2017/06/28
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