果てしなき追跡

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 588p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120049323
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

新選組副長・土方歳三は、新政府軍の銃弾に斃れた―はずだった。一命を取り留めた土方は、米国船に乗せられ彼の地へ渡る。だが、意識を取り戻した彼は、記憶を無くしていたのだった。すべてを失ったサムライと、彼を追いかける一人の少女。海を、大地を駆けめぐる、壮大なる旅がここに始まる!

著者等紹介

逢坂剛[オウサカゴウ]
1943年東京生まれ。80年『暗殺者グラナダに死す』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。86年に刊行した『カディスの赤い星』で直木賞、日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞をトリプル受賞。2013年に日本ミステリー文学大賞、15年には『平蔵狩り』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

119
逢坂剛は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。土方歳三の物語は、数多く読んでいますが、逢坂剛がオーソドックスな内容は書かないだろうと思っていたら、やはりその通りでした。本作は、土方歳三ファンタジー西部劇といった感じです。第二部以降に期待を持たせる雰囲気で本作第一部は終了し、今後が楽しみです。「ゆら」には是非幸せになって欲しいなぁ!2017/02/15

KAZOO

116
逢坂さんは時たまこのような小説をかかれますね。エンターテイメントなのであまり文句は言いたくないのですが、若干義経伝説を思い出したりして荒唐無稽な感じを抱いてしまいました。西部劇が好きで拳銃などももたれて早うちの練習をしている趣味が高じてこのような作品を作り上げたのですね。2018/04/18

いつでも母さん

90
帯に気持ちを持ってかれての1冊。本の厚さにカタカナ・・が、それほど苦にはならない。しかし、私の想像した土方を描いてはいず軽く気落ちする。しかも、第一部の完ですと!いやいや逢坂センセ、時間を返して~私の土方を返して。発想は面白いと思ったのに・・さあ、第二部が出ても私は読むのか?どこまで大陸を行くのだろう。タイトルが追跡だからなぁ・・今からラストが気になって仕方がないのは間違いないのだが。2017/02/09

keiトモニ

49
“ハヤト馬の荒い鼻息が聞こえた。横手の暗闇から声が…ユラ、動くんじゃない。右手に短銃を構えたマット・ティルマンだった。全身に震えが走る”➤ああ一巻の終わりだ、と…。そこはそれ、さすがピンキーだ。ミート・ア・ブダ・イン・ヘル…。ゆらさんが再度ティルマンに犯されるなど見たくも聞きたくもない。“ユー、バスタード”何が保安官だ。“隼人はハンディマンとして働いてもらう…ハンディマンとは?”☜なんかDIYで売ってそうな感じだなあ。高脇正作、ゆらはできれば会いたくない…女の勘ですね。下心あり…油断ならねえぞ、ゆらさん。2017/03/18

マムみかん(*感想は風まかせ*)

36
ウェスタン・ハードボイルド。 間違っても、時代物を期待してはいけませんよ(笑)。 先生の刊行記念インタビューを読んだのですが、『アリゾナ無宿』『逆襲の地平線』の前日譚だったんですね。 記憶喪失の侍・サグワロが、実はあの人で、どうしてアメリカに来たのか…が描かれています。 それさえ知っていれば、この物語の世界観を楽しめます! 「箱館戦争で死なずにどこかで生きていてほしい」というファン心理もあります(笑)。 なぜ〈賞金稼ぎ〉になったのかは持ち越しなので、次作に期待です☆2017/02/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11283391
  • ご注意事項