出版社内容情報
若き「中央公論」編集者が見た大正期の文壇・論壇、そして有島武郎と心中した美人記者・波多野秋子の実像。創業130年記念企画。
内容説明
若き『中央公論』編集者が見た、大正時代の文壇・論壇。未公開手記四篇を収録。
目次
大正八年(一九一九)
大正九年(一九二〇)
大正十年(一九二一)
大正十一年(一九二二)
大正十二年(一九二三)~八月二十二日
新出史料 手記(小学校の思い出;人生に対する熱愛;無題―小川未明のこと;塚原健二郎さんの思出)
著者等紹介
木佐木勝[キサキマサル]
1894(明治27)年、東京生まれ。早稲田大学英文科卒業後、1919(大正8)年、中央公論社に入社。滝田樗陰のもとで「中央公論」編集を担当し、27(昭和2)年編集長に就任。29年に退社し、改造社勤務を経て、戦後、文筆活動にはいる。79年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりくに
62
坪内祐三さんが、本書を「断腸亭日乗」と双璧と言っていたような気がするので、読んでみた。上巻だけ。本来なら、下巻まで読んでレビューしたいところだが、500頁近いものなので、遅読自慢の自分には先が見えず、取り合えずの感想を。「日記」といえば、没後の出版が多いように思うが、本書は著者が生前に編集、刊行している。生前の刊行の意図を著者は、「日記中の人々は、いわば歴史の中の人物であり、大正時代を語るときの重要な資料」と。1919年(大正8年)の新日本の明るい青春を頂点に、時代の明暗が次第に分かれて行った、と。→ 2022/03/01
rbyawa
1
i049、吉野作造は確かによく登場するものの芥川は数度同席した程度で、谷崎は改造に掲載されている、と見ていただけだったり…人気作家としてよく出てくるのは「久米、菊池」だしなぁ(扱い軽いけど)。中央公論に入社した年からの日記で大変に細かい、やっぱり印象的なのは有島武郎と心中した波多野女史かな…やたらと高飛車だけどなんとも不安定な人だね…。芥川のことは真意をほとんど信じられない人物、吉野さんは高潔、そういやなかなか原稿を頼まなくなった田山花袋もちょくちょく出てきたな、ところで中央公論って編集三人だったのね…。2018/08/09
素牛(Sogyu)
0
大正期の文化人の姿が生の形で現れていて、とても興味深く読みました。2017/01/11
koishikawa85
0
図書館の本。本文は既刊本ですでに読んでいるので付録のみ読む。子供の頃の思い出など。少ない。2018/09/24
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