舞台をまわす、舞台がまわる―山崎正和オーラルヒストリー

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784120048838
  • NDC分類 912.6
  • Cコード C0023

出版社内容情報

◆現代日本を代表する知識人の歩み山崎家の家系。小学校時代。満洲での終戦と引き揚げ体験。京都大学での学生生活。劇作のきっかけとアメリカへの留学。評論活動の開始。政治との関わり。サントリー文化財団設立の経緯など多岐にわたる文化活動……。現代日本を代表する知識人が、自らの歩んできた道を回顧する。13回に及ぶインタビューの記録を初めて公開。

内容説明

満洲における終戦体験、多彩な劇作・評論活動の展開、そして政治との関わり―ロングインタヴューの記録によって明らかにされる、ある知識人の歩んだ道と戦後史の一断面。

目次

満洲時代の記憶
鴨沂高校、京都大学文学部時代
劇作家としての出発、アメリカ留学
大学紛争の渦中で
劇作・評論活動の展開
関西圏に根を下ろす
サントリー文化財団設立の頃
一九八〇年前後の文芸ジャーナリズム
『アスティオン』創刊
セリフの演劇の復権と阪神・淡路大震災
地方私立大学の現場で
知識人の政治参加をめぐって

著者等紹介

御厨貴[ミクリヤタカシ]
1951年生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学教授、政策研究大学院大学教授、東京大学教授、放送大学教授、青山学院大学特任教授などを経て、東京大学先端科学技術研究センター客員教授、東京大学名誉教授。専攻は近代日本政治史

阿川尚之[アガワナオユキ]
1951年生まれ。米国ジョージタウン大学外交学部・ロースクール卒業。ソニー、米国法律事務所勤務を経て、慶應義塾大学総合政策学部教授、在米日本国大使館公使などを歴任。現在、同志社大学特別客員教授、慶應義塾大学名誉教授。専攻は米国憲法史

苅部直[カルベタダシ]
1965年生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、東京大学法学部教授。専攻は日本政治思想史

牧原出[マキハライズル]
1967年生まれ。東京大学法学部卒業。博士(学術)。東北大学法学部助教授、東北大学大学院法学研究科教授を経て、東京大学先端科学技術研究センター教授。専攻は政治学・行政学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Haruka Fukuhara

10
とても中身の濃い本でした。御厨・牧原・阿川・苅部の各先生が時間をかけて聞き取ったものを更に苅部先生が事実関係を丁寧に調べて註釈を付したもの。丁寧に作業が進められただけに聞き取りから大分時間が経っている様子ですが、とても貴重で有意義な資料に仕上がっているのではないかと思います。政治の舞台裏や演劇界の人々が活写されていて興味深かったです。演劇入門(岩波新書)の著者など、自分にとっては過去の大家という印象ですが、山崎正和氏からすると大先輩で実際に世阿弥の上演等で世話になった方ということになるようでした。2017/06/28

フォン

5
先般、亡くなった山崎正和のオーラル。政界、財界、学界を往来する氏の人生はまさに演劇的で、本書を読むと壮大な劇を見ているかのような気分に浸ることができる。満州での生活、敗戦後の壮絶な日常、左翼学生としての行動、演劇との出会い、大学教員、論客としての活動、政府との関わり、サントリー学芸財団についてーいずれも氏の穏和で大胆な性格が表れ、その果断に行動する様は、かつて我が国にこのような「教養人」「社交人」がいたことを教えてくれる。加えて御厨貴氏をはじめとする聞き手も滑らかに山崎に話を聞きだしており感心した。2020/08/01

kaoru

5
父の愛読書が『鴎外 闘う家長』だったことから著者に興味を持ったが、これほど多方面に渡って活躍している人とは知らなかった。評論・演劇の両方で業績をあげ、さまざまな芸術家・政治家との交流を持った優れた知識人。ややエスタブリッシュメント寄りの印象も受けたが、ひと昔前の自民党の政治家はこうした言論人の意見を入れる度量と見識を持っていたのだと思うと、昨今の政治家の矮小化を嘆きたくなる。学生運動・演劇・文化交流などについての貴重な証言が満載で、どこから読んでも興味深い。「鴎外の悲しさ」を語る箇所には頷かされた。2017/12/06

tkm66

2
かの丸谷才一曰く〈助手の頃から名誉教授みたいだった〉山崎正和のオーラル・ヒストリー。企画も内容も見事・大変面白いので持ち歩くのだが何せ大判で重い!2017/06/03

わび

1
演劇に関しては全くの無知だし、数多ある評論を齧ったこともない人なのだが、それでも一気に読んでしまった。そのくらい面白い本。多面的な人らしく、語る内容も演劇や現実政治との関わりだけでなく、関西論、戦後論、知識人論と非常に広範囲に渡る。どこを取っても興味深いのだが、読んでいて何度も意識させられたのは、氏の近代的な主体への志向の強さだ。文壇なるもの、旧制高校的な人間関係に対する嫌悪の情は繰り返し表明される一方、対照的にサロン的な社交を好意的に振り返り、サントリー文化財団の創設時にも強く意識したと語られる。2020/09/03

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