出版社内容情報
がんで妻を喪ってから七年。悲しみはいまだ癒えない。妻の供養のために四国巡礼に出た著者が歩きながら考え、感じたこととは。
内容説明
『妻を看取る日』から7年…最愛の妻を喪った、癒えることのない悲しみを抱いて歩んだ四国遍路の道のり。がん専門医による「グリーフ・ワーク」の実践。
目次
はじめに、そして巡礼とは
準備を始めてみると
妻の鎮魂、慰霊の旅は
仏教とのつながり
生と死について考える
美についての連想
体調の変化と装備
情報の大切さ
巡礼中に見聞したさまざまなこと
季節の移ろい
悲しみの考察
心と身体のバランス
著者等紹介
垣添忠生[カキゾエタダオ]
1941年生まれ。東京大学医学部卒業。同大学医学部泌尿器科文部教官助手をつとめながら、がんの基礎研究に携わる。75年、国立がんセンター勤務。病院手術部長、病院長、中央病院長などを経て、2002年、国立がんセンター総長、07年、同センター名誉総長となる。現在、日本対がん協会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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okatake
1
がんを専門とする医師の妻ががんにとりつかれ、がんにより亡くなってから7年。そして、四国遍路を歩き始めた。約半分38番札所までの巡礼日記です。医師であれ生身の人間である。肉親や最愛の妻を亡くした悲しみはヒトとして同じ。グリーフケアならぬグリーフワークとして、妻を慈しみ喪った悲しみを抱えて前を向き、未知なる物に挑戦することで改めて妻に感謝することができるということは、素敵なことです。生物学的な死と異なる残された人にいつまでも語りかけてくれる故人の存在はかけがえのないものなのですね。2016/09/07
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