大学入試改革―海外と日本の現場から

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120048685
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C0037

内容説明

アメリカ、韓国、台湾を現地取材。ハーバード大学をはじめ、世界の有力大学と比較しながら、日本の大学入試の現状と改革の展望を徹底検証!急速に進むグローバル化に、日本の大学入試は対応出来るのか。2020年日本の大学入試が変わる。

目次

第1章 世界が注目 米国の潮流(共通テストの「元祖」SATも大改革;米国のトップ大は何を求めるのか?;高校教育に重点;入学後の力を伸ばせ)
第2章 多面的な入試 アジアでも(着実に改革が進む台湾;試行錯誤する韓国)
第3章 二〇二〇年、日本の大学入試が変わる(改革のスタート地点に;センター試験に代わる新テストとは;二四年度に「本格実施」;「各論反対」の壁;歴史を振り返る;巨大テスト・センター試験の現場;AO入試は「学力不問」!?;「入試には使わない」高校基礎学力テスト;格差を拡大させないために)
第4章 改革は現場から(進化するAO・推薦入試―東大、京大、阪大の挑戦;多面的な入試を目指して)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

14
日本の大学入試でのこれまでの入試一発勝負型から高校での取り組みや、活動の入賞経験、英語能力などから推薦枠を増やしてきてはいるが、全体の数についてはまだまだもの足りなく思う。もっと大胆な改革が必要。かつてはアジアでトップであった東大以下日本の大学の凋落ぶりも目立ってきている。日本の大学生の学習時間が少ないのは、授業数が過密であるため、きちんと準備する時間が確保できないという指摘もある。台湾の精華大学副学長も、育った環境の違う人、考え方の違う人が一緒にいると創造力を向上させることにつながることを強調している。2017/04/17

すみけん

12
アメリカ、台湾、韓国の大学入試事情から日本の大学入試改革の現在の状況とすでに先進的な入試を実施している大学を紹介し、高大接続を通してどんな人材を育成していくのか、問題提起されている。緻密な取材と筆力で読ませる。教育関係者や受験生、保護者に読んでもらいたい一冊。2017/01/07

Ayakankoku

9
総合型選抜=旧AOが増えている日本。ただ、それを審査する側はまだまだ鍛えられていないと思う。韓国のように、入学査定官をおく制度(日本でも一部導入中)が必要だと思う。そして、制度の変化が頻繁な日本…長期的で一貫性のある入試改革をしてほしいと切実に思う。2021/12/12

Humbaba

6
現在のシステムが最適なものになっていないという気持ちはあったとしても、それを改革するかの判断は国によって異なってくる。最適ではないとしてもいあっまで続いていたのには合理的な理由があり、変更すると様々な問題が生じかねない。そのリスクをどれだけ大きく見積もるのかによって判断は変わってくる。2016/08/30

hanagon44

5
時代・世界に遅れないために入試改革は必要だという気にはなるが,超格差社会の固定化が促進されるのではという不安が募った。結局上位層のグローバル的な競争力を上げることが主眼で,下位層は置いてけぼり。また生活が苦しい家庭やあまり教育に熱心でない家庭の子どもは,能力だけで這い上がることがより難しい状況になるのではと懸念する。AIなどの発展で創造性に富む人々だけに存在価値があり,その他は使い捨て,奴隷的な立場に甘んじられるようにするための布石なのではと疑ってみたり…。小学校教育から質的変化を必要としていると思った。2016/09/30

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