死の虫―ツツガムシ病との闘い

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死の虫―ツツガムシ病との闘い

  • 小林 照幸【著】
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 中央公論新社(2016/06発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 268p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120048623
  • NDC分類 493.16
  • Cコード C0036

内容説明

日本の米どころ、新潟・秋田・山形の3県では、かつて毎年夏になると原因不明の病による死亡者が相次いだ。中には数年で、一家全滅の憂き目に遭うケースもあったという。いったい何が死をもたらしたのか。あの北里柴三郎や日本近代医学の父と言われるエルヴィン・フォン・ベルツでさえも解けなかった難問に、自らの命と名誉を懸けて挑んだ日本人医学者たちがいた。熾烈な先陣争い、研究室内での感染と落命、学名命名論争…。誰が最初に病原体の正体をつかむのか。治療法はあるのか。日本医学の金字塔となったツツガムシ病解明をめぐる人間ドラマを描いた本格ノンフィクション!

目次

第1章 明治時代―新潟県、秋田県の謎の熱病(死の匂い;助べえ虫、エロダニ ほか)
第2章 大正時代―謎の熱病は山形県にも(新開病;北里柴三郎と福沢諭吉と大隈重信 ほか)
第3章 昭和時代 戦前―病原体は新発見の微生物(ウサギによる累代培養とサル問題;研究室内での感染と殉職 ほか)
第4章 昭和時代 戦後―治療薬の発見と日本各地の有毒地(新たな有毒地;インパール作戦とツツガムシ病 ほか)
第5章 平成時代―科学と感染症(早期診断法の確立;有毒の家系と無毒の家系 ほか)

著者等紹介

小林照幸[コバヤシテルユキ]
1968(昭和43)年、長野県生まれ。ノンフィクション作家。明治薬科大学在学中の1992(平成4)年、奄美・沖縄に生息するハブの血清造りに心血を注いだ医学者を描いた『毒蛇』(TBSブリタニカ・文春文庫)で第1回開高健賞奨励賞を受賞。1999(平成11)年、終戦直後から佐渡でトキの保護に取り組んだ在野の人々を描いた『朱鷺の遺言』(中央公論社・中公文庫・文春文庫)で第30回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。信州大学経済学部卒。明治薬科大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひねもすのたり

15
日本住血吸虫を扱ったノンフィクション『死の貝』がとても面白かったので手に取ってみました。 本書は扱うのはツツガムシ虫病。主に新潟、秋田の農村地帯で発生していた病気の歴史やそれに関わる医師たちの奮闘が描かれます。 ただ病気の原因がすでにツツガムシだと解っているので『死の貝』と比較するなら、読み物としての面白さはイマイチというのが正直なところです。 本書を読んで多少なりともこのジャンルに興味を持たれた方には『死の貝』おススメです!★42017/10/04

12
恙虫病に関わる人々のドラマが熱い!数代に渡って研究を続ける家系があるなど、いかに恐ろしく使命感を奮い立たせる病であったかがわかる。そして、未だ過去の病気ではない!2016/09/19

mawaji

6
ツツガムシ病は故郷秋田ではよく耳にした病気で、まだ医学生だった兄に「ツツガムシ病のクランケいるがら診でみるが」と言っていた亡父を思い出しながら読みました。衛生学で耳にしたマックス・フォン・ペッテンコーファーや微生物学で学んだWeil-Felix反応など懐かしく思い出しましたが、Orientia Tsutsugamushiと改名されていたとは知りませんでした。昨今、西日本での重症熱性血小板減少症候群の発生、死亡例の報告もあり、この手の病気はまだまだ油断ならないと思いました。地味な本ですが興味深い一冊でした。2016/08/30

くれの

6
「つつがなき」の言葉に込められたその重さを本書で知りました。戦後になり必死の熱病から一感染症となったのも命を懸けた先人の尊い戒めが受け継がれた結果です。小生にとって初めてリケッチアを学ぶ最良の書になりました。2016/07/27

てくてく

5
特定地域で特定の季節に発生し致死率もそこそこ高い風土病に挑む医学の話。前近代から近代医学となる中の地元の医師と東大を中心とする都市部の医師のやりとり、病因を特定するための工夫、その後の対策に至るまでの多くの人の挑戦を描いていて面白かった。おすすめされている『死の貝』も読んでみたい。2022/10/17

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