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嫌老社会を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784120047596
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

「嫌老」から「賢老」への道を探る!衝撃の語り下ろし!

目次

第1章 「貧しい若者」と嫌老社会
第2章 新たなヘイトスピーチの予感
第3章 希望の見えづらい国で
第4章 「下山」の楽しみを知る
第5章 「嫌老社会」のゆくえを考える
第6章 「嫌老」から「賢老」へ
特別対談 戦後七〇年、日本は「嫌老社会」と「戦争」に向かうのか―五木寛之×古市憲寿

著者等紹介

五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年9月30日福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮にわたり、47年に引き揚げを経験する。52年早稲田大学ロシア文学科入学。57年中退後、PR誌編集、作詞家、ルポライターなどを経て66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門 筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞を受賞。2002年に菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

それいゆ

66
藤田孝典さんの「下流老人」とセットで読むことをお勧めします。100ページを少し超えるだけの内容は、エキスだけを注入されているような感じで短すぎます。冒頭で五木さん自らが「即興のライヴと思って読んでいただければ」と書かれていますが、まさにそのとおりです。2015/10/19

starbro

49
五木寛之は新刊(小説、エッセイ等問わず)をコンスタントに読んでいる作家です。今後、大きな社会問題でなるであろう「嫌老」を著者ならではの考え方で前向きな提案(賢老)を交え、わかりやすく分析しています。本編も良かったですが、著者と古市憲寿氏の対談『戦後70年、日本は「嫌老社会」と「戦争」に向かうのか』が興味深かったです。個人的に一番手っ取り早く効果的と考えている政策は、①70歳定年制の義務化と②安楽死の合法化です。実行力のある?現政権には是非検討して欲しいと思います。2015/10/24

おさむ

34
「世代間闘争ではなく、もはや階級闘争である」と五木さんは語る。人口も多く、社会保障の給付も豊かな高齢者層が、若年者層から忌み嫌われる社会がやって来る、というラディカルな主張だ。ありがちな指摘だが、若者ではなく齢80を超す老作家が語る点がユニーク。下山の勧めや、高齢者にカネを使わせる産業意識の転換などの処方箋も考案する。直言派で知られる古市君ですら驚く程の直接的な物言い(笑)は極めてわかりやすくはあるのだが、「他力本願ブーム」を作った時のように五木さんのキャッチーなフレーズによる受け狙いに読めなくもない。2020/08/08

みんと

17
嫌老社会を変えるには道徳的なことでは無理だとの意見に納得。 今後の課題としては大変興味が有り、実際、多くの若者側からの本当のところの感情がどうであるのかも気になる。 人生を登山に例えると、折り返し地点を超え、下山を人生のクライマックスとし楽しみたいところだ。 多くの老人の切なる願いに違いない。 嫌老を賢老に変えてゆくために何が必要なのか一人一人がしっかり考える必要がある。 最後の著者と古市憲寿氏の対談が興味深かった。2015/09/30

kanaoka 56

13
老いは、欲望を弱め、頑固になり、安定への執着を生み出す。時代によっては、それは社会の安定化や智慧の連なりとなり、社会の利益となりえる。 しかし、現代日本の置かれた状況では、物欲と不安を煽る社会の刺激の強さ、そして、戦後社会が生んだ低俗化・浅薄なイデオロギー、死生観の無さが相まり、老人の強欲と傲慢さが増している。また、少子高齢化、年金・医療等の制度格差という物理的な問題も重大である。 老人が現代社会において、害悪を与える存在なのは明らかであり、嫌老の声が高まるのは必至だろう。2019/03/28

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