内容説明
ウィーン大学医学部に入学し、医学界の権威ブリュッケにその力量を認められたフロイトは神経学者として出発する。本書は実証的科学主義の洗礼を受けた学生時代の七年半に焦点を当て、そこで出会った動物学、生理学、哲学などの様々な学問や交流を精査、また当時、発表した論文から精神分析創始に至る萌芽を見出す。巻末に、ウィーン大学においてフロイトが履修した講義リストと主な人物の関係図を収録。
目次
第1章 ウィーン大学生フロイト
第2章 フロイトの最初の論文
第3章 エルンスト・ブリュッケ
第4章 ウィーン大学における哲学との出会い
第5章 フロイトとニーチェ
第6章 フロイトと科学
著者等紹介
金関猛[カナセキタケシ]
1954年(昭和29年)京都生まれ。京都大学大学院文学研究科修士課程修了。専攻、比較文化学・ドイツ文学。現在、岡山大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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