内容説明
少年院の外は何がある。17歳の全部を鉄格子の中で使い果たし、仮退院した少年を待っていたのは、装飾した街と一通の手紙―。
著者等紹介
軒上泊[ケンジョウハク]
兵庫県生まれ。1977年に少年院で法務教官を務めた体験をもとに書き上げた「九月の町」(後に『サード』と改題)でオール讀物新人賞を受賞し鮮烈にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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野川散歩
2
もの凄く久しぶりの軒上作品。ある犯罪で少年院に一年弱入ることになった礼二。その真相はあまり現実味がないもので、昨今の少年犯罪とは一線を画するものだと承知した上で読む必要があるように思う。2015/02/09
tkm
0
ノンフィクションっぽいなっ、って思ったんやけど、普通に物語やった。けど、凄い面白かったんですけど。サクっと読める割には濃い内容で、この悟った様な若気に何故か感情移入出来てしまうアラサーでした2016/11/28
ハルトライ
0
「はぁ…そうですか」としか言えない。2014/12/29
アト
0
こういう雰囲気好き。文体も。「遊び」って言葉の使い方がおもしろい。初めて読んだ作家さんだった。他の作品も読む。2023/09/28