目次
社会学の扉を開こう―メタ・メッセージ
「ファッションの流行」を社会学する―行為の意味解釈をめぐって
“私探し”にさようなら―鏡に映る自己
お葬式も舞台!?―演技する社会
ラッシュ時の息苦しさ―プロクセミックス(人間のなわばり)
色メガネで社会を見ていない?―つくられる現実
趣味に序列がある?―日常における異文化遭遇
この世は見世物の世界―映像を社会学する
あの愛をもう一度―文学から社会学を学ぶ
君はレオポンを知っているか?―科学の進歩と幸福
権力って見えているの?―権力論(1)
知識やデータに動かされて―権力論(2)
著者等紹介
岩本茂樹[イワモトシゲキ]
神戸学院大学現代社会学教授。1952年兵庫県生まれ。関西学院大学卒業、同大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。30年間にわたり小学校、中学校、高校の教師を勤めた。関西学院大学社会学部任期制准教授を経て2014年から現職。定時制高校で教鞭を執った経験をもとに、『教育をぶっとばせ―反学校文化の輩たち』(文春新書)を著し、反響を呼ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっくん
32
社会学の概念を使って具体的な事象を考察してる。著者は30年にわたり小、中、高校の教師をしてきたとのことで、内容も非常に分かりやすい。社会を知って自分を知る。まだまだ自分が何者かわからない。。。w2017/02/25
funuu
15
私たちは何らかの集団に準拠しながら行為をしていると、マートンは言う。何を犯罪とみなすかは社会における共同意識によって決定される。見えないものを見せてくれる。知とふれあう喜びはそこにある。2015/07/19
りょうみや
14
摘み読み。著者の赤裸々な体験談や具体例が8割以上で、社会学的な解説が2割以下の本。社会学の入門書としては正直物足りないが、講義で聞くのなら、教科書的な解説よりも本書のスタイルの方が飽きずに面白く聞けるのだろう。2018/10/16
かつどん
10
社会学とは、社会現象の実態や、原因、因果関係を解明するための学問。深く知る為の思考枠組みを身につけていけたら、見逃してしまっていた物事の面白み、素晴らしさを知り味わえるようになる。人生がより色鮮やかになると感じます。言い換えると、人は無意識的に内的要因や外的要因によって、一方的なものの見方をしてしまう習性がある。本書は、著者のお恥ずかしい体験(笑)を添え、△△というテーマを社会学者◯◯の□□というものの見方から考えよう、と進む。私は社会学という学問を、「次の1歩をどの向きに踏み出すか」の為に活用したい。2017/04/08
Gatsby
7
岩本先生のこの本は、難しいことを簡単に説明するというのとは少し違う感じだ。難しいことを、分かりやすい例を引いて説明している。私はひねくれ者だから、あまりわかりやすく説明されると、馬鹿にされた気がして嫌なのだが、例がわかりやすいというのは好きだ。そして、そのたとえ話には、筆者の人柄がよく表れる。岩本先生は、会ってもいないのだが、間違いなくいい人だと思う。生徒や学生を相手にこんな話をしてもらえれば、すぐにファンになるだろう。2015/07/05
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