出版社内容情報
ベストセラー『大往生』から20年。パーキンソン病と付き合いつつ80歳を迎え「死ぬのが怖くなくなった」実感と日常、思い出を語る。
内容説明
『大往生』から20年―死ぬのが怖くなった。妻や友を見送り、今だからわかること。
目次
序にかえて―一人ぼっちの二人
骨折り損的日常―対談×遠藤泰子(フリーアナウンサー)
60年分の思い出が、涙になって―対談×黒柳徹子(女優・ユニセフ親善大使)
葬式メモを書き換える
転ばぬ先のチエ―対談×武藤芳照(日体大総合研究所所長)
上を向いて話そう―対談×遠藤泰子
いい言葉にはいいメロディーがついてくる―対談×佐藤剛(音楽プロデューサー)
話し上手は老い上手―対談×阿川佐和子(作家)
僕、「おじいさん」やめました
死に方修行のすすめ―対談×内藤いづみ(在宅ホスピス医)
父・母・僕-含羞の家―対談×遠藤泰子
著者等紹介
永六輔[エイロクスケ]
1933年東京生まれ。早稲田大学文学部中退。放送作家、作詞家、語り手など幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
8
永さんが亡くなった後、図書館で彼の本を並べて追悼コーナーがあった。その中から借りた本で2014年刊だから最新のものだろうか。 パーキンソン病で車椅子姿でインタビューを受けられた。一時、言葉を喋るのも大変だったそうだ。最後まで笑いを取ったり 明るく話される姿勢は見習いたい。彼の本によく出て来る曲の「たそがれのビギン」ってどんなだろう。今夜にでもYouTubeで聴いてみよう。2016/08/05
森
7
図書館借り、対談集、サブタイトルに老も病も吹き飛ばすとはあるものの、少々痛い。話題の内容がシンクロしてくるのは、自分が歳をとったからであろう、2015/03/24
funuu
7
永さん節 ついつい読んで しまった。亡くなりました。ご冥福を祈ります。2014/05/06
チェロ
6
46年間続いたラジオ番組『永六輔の誰かとどこかで』が終わった…いや、病気と向きあうために休む事にしたと。マルチな活躍を続けてきた永さん、80歳を超えても【老いも病も笑い飛ばす!】この意気込みに拍手。どの項目も良かったが、序にかえて─ひとりぼっちの二人~彼と彼女は無我夢中で結婚した。おそろしかったが、お互いを信じあうよりしかたがなかった~結婚しようという勇気だけが頼りだった~夫婦は二人でありながら一人ぼっち…とっても心に染みた♡2015/05/25
きみさん
5
46年間続いた「永六輔の誰かとどこかで」が、2013年9月で終了。この本は、相方の遠藤泰子さんや黒柳徹子さん、阿川佐和子さん他の方達との対談集。どれも楽しく・感心しながら読み進んだ。ワタシも古くからのリスナーの1人として、永さんがパーキンソン病で、言葉がうまく出なかった時は、びっくりした。普通の人なら、放送を辞退したところだろう。 しかし、薬が体質に合ったことと、リハビリの成果で、ほとんど元通りに復活。遠藤さんを始めとする番組スタッフや、家族のフォローあってこそだと思ふ。「老・病・死」についての指針。2014/06/23