イン・ザ・レイン

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イン・ザ・レイン

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  • サイズ B6判/ページ数 300p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120046049
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

同窓会詐欺犯、被害者、殺し屋、そして雨の日には仕事をしない探偵が、不思議な糸で結ばれる!? 傑作ハードボイルド&トリック。

内容説明

同窓会荒らしに100万円を騙し取られた予備校職員と殺し屋の監視下に置かれた人捜し専門の探偵。気分最悪の二人は、憎き相手の行方を追って、思わぬ形で共闘することになるが…。さらに「桃の缶詰」という腕は確かだが、ふざけた名前の探偵も加わり、事件は仰天の結末へ!?雨の日に訪れるのは不幸か、果報か?「このミス」大賞作家による渾身のミステリー。

著者等紹介

山下貴光[ヤマシタタカミツ]
1975年香川県生まれ。京都学園大学法学部卒。2005年『HEROごっこ』でデビュー。08年には『屋上ミサイル』で第7回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

25
同窓会荒らしに100万円をだまし取られた予備校職員と殺し屋の監視下におかれた人探し専門の探偵。憎き相手をおう二人に「桃の缶詰」という探偵も加わり、事件は仰天の結末へ。…著者の『屋上ミサイル』シリーズが面白かったので借りてみましたが、残念でした。時系列がわかりにくく、ミステリー要素が隠れてしまい、展開するものの進行が遅く、結末にも疑問が残ります。「伊阪ワールド」風との感想・書き込みが多いので、そもそも「伊阪ワールド」が苦手な私にはやっぱりなじめないのだと実感。書店で手にとらず、図書館ネット予約を反省です。2014/05/27

にこ

17
何だか伊坂さん風?それ故に、それぞれのお話がごちゃごちゃしてて、こことあそこが繋がっても、ああ!と言う喜びは薄かった。時系列もわかりにくい。ラストは2回読んでやっと理解できました。でも、代々こんな人が継いでいくって大丈夫なんでしょうか。2014/05/08

こうちゃ

11
同窓会荒らしに100万円を騙し取られた予備校職員、殺し屋の監視下に置かれた人捜し専門の探偵、同窓会詐欺犯の章が順繰りに進行していくのと、殺し屋や掃除屋のくだりが、ちょっと伊坂幸太郎風。雨の日には仕事をしないという謎の多い探偵[桃の缶詰]の存在が混乱を招くハードボイルド&トリッキーなミステリー。同じ場所なのに何だか違和感があると思ったらそういうことだったんだー。地元出身の作者さんだということを差し引いても、この騙された感は結構好き。最後の最後まで気を抜けないのもいいと思う。2014/05/04

Junna.S

10
神に拠りどころを求める男、人探し専門の探偵、同窓会詐欺師。全く接点のない男たちが、偶然か必然か、運命の糸に手繰り寄せられるように、引き寄せられ関わり合っていく。物語の組み立ては伊坂幸太郎風。作者がそれを目指したかどうかは定かではないが、伊坂節を求めるならば、バラバラなピースが合致した時の最終的な爽快感は、かなり薄めである。全体的に描写の言い回しが間怠っこしく、なかなか物語の世界に入り込めないこと、人物像に個性があまり感じられないことが、少々残念に感じた。時系列トリックには驚いたが、個人的には合わなかった。2014/06/17

しろ

10
☆5 帯の感じからハードボイルド風な新感覚ミステリかと思ったけど、そんなこともなく著者のイメージ通りな感じ。テーマが殺し屋とか探偵で視点もよく変わるからか、伊坂幸太郎のような読み心地があったかな。キャラは独特だし、台詞回しもイマ風だし、いちおう驚くポイントあるのだけれど、少し合わない作風だったかなー。2014/04/13

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