国債暴落―日本は生き残れるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 247p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120045448
  • NDC分類 347.21
  • Cコード C0033

出版社内容情報

アベノミクスで明るさが見えた日本経済。しかし国債は驚異的な膨張。忘れた頃にやってくる国債暴落のリスクを詳細に解説。

内容説明

バブル崩壊後の危機を埋め合わせるために膨大に残高が膨れあがった日本国債。経済回復が見え始めたいまこそ暴落の可能性が高まる。唯一の前例、米国大恐慌の教訓とは。「異次元の金融緩和」の真の狙いとは。日本は「失われた20年」から抜け出すことができるか。

目次

第1章 狼はいつやってくるか―まず国債暴落という現象を考える
第2章 大恐慌期の米国という前例―世界大恐慌の歴史から日本の国債市場はなにを学ぶか
第3章 暴落はすぐ起きるのか―日本国債暴落論を徹底検証する
第4章 ソブリン・ワールドカップ―世界市場の「ピッチ」で日本国債はどうして生き残ったか
第5章 国債は「身代わり地蔵」―バブル後の民間過剰債務を国が肩代わりした
第6章 「失われた二〇年」から抜け出せるか―出口戦略と不可欠な国債管理政策
第7章 国債管理政策の重要性―ようやく、その時がきた
第8章 銀行は「国債暴落」に耐えられるか―国債は金融機関の「おコメ」
おわりに 国債と信認―国債を通じて日本が問われている

著者等紹介

高田創[タカタハジメ]
みずほ総合研究所常務執行役員調査本部長・チーフエコノミスト。1958年生まれ。東京大学経済学部卒業、オックスフォード大学大学院修士課程修了。日本興業銀行入行後、興銀証券市場営業グループ投資戦略部チーフストラテジスト、みずほ証券市場営業グループ投資戦略部長・チーフストラテジスト、同社執行役員チーフストラテジストを経て、2011年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

駒場

1
やたら不安煽るようなタイトルと表紙だけど、良書です。表紙で損してるよ!「国債やばい!」って本じゃなく、冷静に日本の財政運営や過去の金利上昇局面を振り返りつつ、今の低利回りについての解説、財政や国債管理政策の問題点指摘、と理路整然と書いてあります。バブル崩壊→バランスシート毀損→バランスシート調整、の議論はリチャード・クーの本にもあったが、こっちのが想定読者層が上なのか、少ないページ数でがっつり説明してるかな。ミーハーな気持ちで読み始めると真面目すぎて読破できない感。入門書〜ちょい発展としてつかえます2014/07/26

christinayan01

0
バランスシート調整やマネーフローについて図解で丁寧に示されていて勉強になる。経済政策と金融市場のジンクスなんかも興味深い。2015/02/21

ふら〜

0
再読。愛を繋ぎ止めるのって難しいよな2014/12/23

河童

0
出口戦略の難しさを痛感する一冊でした。 なにか政策を間違えると、失われた20年は、さらに失われた30年になるでしょう。 そもそも、日本国債に対して、国民は信任を与えているといえるのかね??? 少なくとも私は不信感でいっぱい。プライマリーバランスの達成すらほど遠い財政規律の乏しさを現実にして、 誰が信任を与えろって言うのか。2014/09/05

kazissho

0
タイトルとは裏腹に他著に見られるような危機感で読者を煽るようなことはなく非常に冷静な判断で今の経済を分析していると思う。バランスシート調整という考え方はなるほどと頷ける。2014/01/22

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