中公叢書
最後の岸田國士論

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120045431
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C1023

出版社内容情報

岸田戯曲賞に名を残す岸田國士とは何者か。その多くの遺作群が上演される度に話題になるのはなぜか。岸田の文学人生を炙り出す。

内容説明

今日、戯曲賞に名を冠する岸田國士。だがその生涯は意外に知られていない。岸田が軍人の家庭に育ち、幼年学校、士官学校を終えたあと、一時軍人であったこと。演劇人として幅広い伴走者を持っていたこと。戯曲のほかに多くの小説、評論、エッセイを遺しており、劇作家、小説家、文明批評家、演劇評論家と多様な相貌を持っていたこと…。では岸田とは何者であったか。作品群のさまざまを分析して、実相に迫る。

目次

第1章 国際結婚とその落とし児たち
第2章 軍人であること
第3章 演劇革新

著者等紹介

大笹吉雄[オオザサヨシオ]
演劇評論家。1941年大阪府生まれ。今治市で育つ。早稲田大学文学卒。出版社を退社後演劇評論活動を始める。著書に85年『日本現代演劇史』全8巻(サントリー学芸賞)、91年『花顔の人 花柳章太郎伝』(大佛次郎賞)、2007年『女優二代 鈴木光枝と佐々木愛』(読売文学賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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