出版社内容情報
心をゆさぶる英国ベストセラー待望の邦訳。8歳女児の常軌を逸した問題行動、垣間見える凄惨な過去…ベテラン里親の迫真の実録。
内容説明
彼女はめちゃめちゃに壊された―未曽有の虐待を受けた8歳女児とベテラン里親…苦悩と希望の物語。
著者等紹介
塩川亜咲子[シオカワアサコ]
1968年東京生まれ。慶応義塾大学卒。幼少期と中学・高校時代のうち、計8年間をイギリスで過ごす。テレビ番組制作に携わった後、翻訳業に転職。特許をメインに様々な分野の英訳・和訳を手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようた
7
たくさんの里子を育ててきたキャシーの実体験を手記にした作品。タイトルからも児童虐待を想像していましたが、その想像以上に酷い状況がここにはありました。途中で読むのもつらくなりましたが、キャシーだけでなくキャシーの子供たちまでがジョディに献身的に接していく姿には心を打たれました。 2014/02/21
春日
7
タイトルからある程度の想像はつくかと思いますが、それでもやはり辛いです。手遅れになる前に保護することができたはずなのに、役所の不手際が事態を放置させたことに対する告発の意味も含まれていると思います。海外での出来事だからと他人事ではいられないと思います。どの国も、どうか子どもを守れる社会になっていくことを願います。2014/01/18
K3
3
読み進めるのが辛かった。こんなひどいことをする親がいるなんて信じられない。後半、ジョディの精神がどんどん壊れていく様子がこわかった。里親キャシーのことを心から尊敬する。最後の手紙にウルッときた。2014/02/26
ぽけっとももんが
3
虐待された子をどうやったら助けることができるのか。生まれた時からリストに載っていたのにお役所仕事ゆえに放置されていたジョディの悲劇。でもイギリスでは里親制度が発達しているのか、キャシーのように里親のプロともいえる人がいる。家族は大変だろうけれども、でもジョディを妹のように受け入れようとするこどもたちも心強い。いつかジョディが自分の人生を取り戻せるように。 続いて翻訳されることを望みます。2014/02/21
barabara
3
信じられない…海外の闇を感じる。一部というけど、一部でもあり得ない。2013/11/25
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