内容説明
圧倒的な知の世界。立花隆自ら全書棚を解説。書棚を前にして、語りは、境界を越えてとめどもなく広がり、語り始めると止まらなかった。
目次
第1章 ネコビル一階
第2章 ネコビル二階
第3章 ネコビル三階
第4章 ネコビル地下一階と地下二階
第5章 ネコビル階段
第6章 ネコビル屋上
第7章 三丁目書庫+立教大学研究室
著者等紹介
立花隆[タチバナタカシ]
1940年、長崎県生まれ。64年、東京大学仏文科卒業。同年、文藝春秋社入社。66年に退社。67年、東京大学哲学科に学士入学。その後、ジャーナリストとして活躍。83年、「徹底した取材と卓抜した分析力により幅広いニュージャーナリズムを確立した」として、第31回菊池寛賞受賞。98年、第1回司馬遼太郎賞受賞
薈田純一[ワイダジュンイチ]
写真家。兵庫県神戸市生まれ。小、中学校時代を米国で過ごす。外国通信社勤務後、人物ポートレートや、“突然よみがえる日常では忘却された記憶”というべき「偶景」をテーマに撮影を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
208
ついに3000冊目達成!この本はすごい。立花隆の本棚が網羅されており、私も今後こんなビル作ってみたいなという夢が出来た。著者の深い知識はここから生まれているのだなと感じる。2014/06/09
獺祭魚の食客@鯨鯢
59
希代の読書人であるのは週刊文春「私の読書日記」で紹介される書籍のジャンルの多彩さによる。図書館を開けるほどの蔵書(猫ビル)がある。 病気により田中角栄首相を追い詰めた時のような凄みがなくなった。せれでも専門家跣(はだし)まで見識を深めるのは超人的。 世の中の出来事を俯瞰的に見る姿勢はタコツボに閉じこもる専門バカよりもよっぽど尊敬できる。ただそれが「面白い」にとどまり、新たな思想体系を創造できないのは秀才東大生故か。 巨悪の闇を抉(えぐ)り出すジャーナリズムにだけ能力が費消されるのは残念である。2020/10/14
kazuさん
45
猫ビルや三丁目にある立花隆の書棚を、一棚づつ写真家の薈田純一がひたすら撮影。テーマ別に7ブロックに分かれた各々の書棚の前で、立花隆がそこに収まっている印象に残った本を紹介する企画。著者に興味のある人にとっては面白い企画だと思うが、極めてマニアックな構成となっている。著者の興味が、政治、宗教、哲学、文学、宇宙、サル学、脳死、分子生物学などと多岐に渡るため、取り上げた一つ一つのテーマには、一見何の関連性も認めないが、哲学やキリスト教を基盤とした彼の頭の中では、お互いのテーマが強く結びついているのだろう。2022/08/19
KAZOO
36
ほんとうに題名通りの本ですね。有名なネコビルから始まって、新しい場所や大学の書棚までをカラフルな写真で紹介しています。一般人の我々からするとうらやましい限りです。またよくまあこれだけ本を読んだのかなあと感心しています。3分の1くらいが写真で、厚い本ですが読んでいて楽しくなりました。2014/05/05
り こ む ん
36
多岐にわたる知識に感動。蔵書をもとに話をされてます。関わるモノが多いだけに、ざっくばらんって感じでも、何となくはその内容を掴める。興味が無かった内容でも、興味を持たせてくれるような説明が良かった。「本当に理解する」と言うことは、ピンポイントで調べるのではなく、前後左右の物事の視野を広げてゆく必要が有ること、改めて学べたと思う。2013/06/15
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