RE*PAIR

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120044335
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

互いに心を残したまま別れた元婚約者が、十年ぶりに帰ってきた。バラバラ殺人、消えた大金…リペア職人・透子の周囲で、封印したはずの過去が、音を立てて動き出す。気鋭の作家が描くミステリアス・ラブ。

著者等紹介

吉永南央[ヨシナガナオ]
1964年埼玉県生まれ。群馬県立女子大学卒業。2004年、「紅雲町のお草」で、第43回オール讀物推理小説新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

103
連作短編集。リペア職人という主人公設定はあまり出てきてないような?。それにしてもうわぁ~すごい親だぁ~。2017/12/01

ゆみねこ

47
父の跡を継ぎ皮製品の修理をする工房を営む透子。川沿いの工房の向かいのマンションにかつての婚約者が妻子と共に引越して来て心が揺れる。仕事に向かう姿勢は潔く素敵な女性なのに、恋を引きずる姿は痛々しく感じました。ラストに少し明るい兆しが見えたので読み心地は悪くないですね。2014/02/13

くりきんとん99

43
吉永さんらしい作品。「誘う森」を思い出す。あまり一般的ではないリペア職人の仕事が細々と書かれて興味深かったが、登場人物たちの描写もわりと好み。どうも読んでいるとみんな若い感じはするんだけど・・・。ドロドロになりそうな内容なのに淡々と書かれているのも良かった。江波くんとの今後が気になる。2012/11/10

風里

33
冷静と情熱のあいだを思い出した。 靴やカバンのリペアよりも人の心のリペアの方が難しい。 囚われたくないのに囚われてしまうのは弱さなのか。2012/12/15

NOBU

30
心の思いは自分自身ですらも操ることは出来ない。 忘れたふりをして、目を背けていても変わらずにそこにある。 自分が悪い訳では無いのに状況は悪化するばかりで、そこから逃れる術もない。 気持ちを逆撫でされるようにザラザラとした感覚が苦しい。 それでも、自分に正直に貧乏クジをひく生き方しか出来ない主人公に惹かれて止まない。 彼女の仕事の革製品の修繕は、ダメになった部分をバラバラにして、もう一度作り上げる。そんな風にして、もう一度歩き出す彼女の強さに安堵する。 江波〜、あんた、男前や!2012/10/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5479722
  • ご注意事項

最近チェックした商品