内容説明
幼少時代の家庭教育から、高校・大学受験、宇宙飛行士選抜試験、英語とロシア語の習得法まで―夢を叶えるまでの「学び」の軌跡。９４のエッセンスを初公開。
目次
第１章 角野家の教育法
第２章 お茶高の青春と大学受験
第３章 アメリカ留学の夢を叶える
第４章 宇宙飛行士選抜試験に挑戦
第５章 宇宙飛行士候補生の訓練が始まった
第６章 夢への道が見えなくなった日々
第７章 宇宙の未来へ向かって
特別対談 宇宙は楽しい！―小山宙哉×山崎直子
著者等紹介
山崎直子［ヤマザキナオコ］
１９７０年千葉県松戸市生まれ。東京大学工学部航空学科卒業。同大学航空宇宙工学専攻修士課程修了後、９６年からＮＡＳＤＡ（現・ＪＡＸＡ）に勤務。９９年、宇宙飛行士候補者に選ばれ、２００１年に宇宙飛行士として認定。１０年４月、スペースシャトル「ディスカバリー」に塔乗、宇宙へ。ＩＳＳ（国際宇宙ステーション）に１０日間滞在する。１１年、ＪＡＸＡを退職。１０歳と０歳、２女の母親（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スパシーバ@日日是決戦
101
{2012年} 日本で初めて本格的に宇宙飛行士を訓練･養成する｢初の国産宇宙飛行士｣として3人の候補者の中に選ばれ､2008年｢エンデバー号｣の土井隆雄宇宙飛行士に続き､2010年｢ディスカバリー号｣で長年の夢を叶えた｡国際宇宙ステーションに行く手段としてスペースシャトル､ソユーズ(ロシア)両方の可能性があるためロシア語を勉強したこと､苛酷なサバイバル訓練､家庭との両立などの試練を次々とクリアしていった末に掴み取ったスペースワールド｡1日も早く気軽に宇宙に行ける日が到来しますように(ヤマト発進!)｡2016/10/20
朝比奈さん
14
選抜試験に引き続き。面白かったが、一章一章がだいぶ断片的。章数減らしてもっと掘り下げて欲しかった。特に幼少期とか東大受験のくだりとか。2014/06/21
ゆうちゃん
7
一宇宙飛行士として、一女性として、一母親としての心構えが書かれていた。まだまだ宇宙飛行士という職種は全人類のほんの一握りしかなれないというイメージがあるけど、理系文系にかかわらず誰もがなれるものになって欲しい。そしてなによりもカッコいいな〜と思った！2012/12/26
kaizen@名古屋de朝活読書会
6
「宇宙飛行士，山崎 直子の青春」 というような題の回顧録。 お茶の水大学附属高校，東大工学部航空学科，メリーランド州立大学へと順調に進んだため、勉強の苦労があまりよく伝わってこない。 下手をすると自慢話の表面的な記述としか読まない人がいるかもしれない。勉強法という題にしなかった方がよかったかも。2012/11/10
みさと
5
宇宙飛行士、山崎直子さんの自伝と訓練の様子。山崎さんはどんな局面においても驚くほど純粋で素直、そして柔軟である。夢を夢で終わらせなかった人は、自分で自分の天井を決めてしまわない。常に全力で努力する。思い通りいかなくても常に全力で努力する。いつ実現するかわからないことに対して、決してあきらめない。シンプルすぎるくらいシンプルに生きる。 万人に一人も実現できない夢を本当に実現する人ってこんな人なんだと教えられた。すごく魅力的だ。2018/05/08
