内容説明
「税金をおみやげにする天下り官僚は恥を知れ！」白亜館女子大の学生は遂に立ち上がった。だが悪人の成敗は？老骨教授の執った報復措置は？―現在、私学の３分の１が天下りの対象に。中には乗っ取りも出てきた。その実情に迫るプロブレム小説。迫真のアカデミック・ミステリー。
著者等紹介
濱野成秋［ハマノセイシュウ］
堺市丈六に生まれる。慶應義塾大学文学部英文学科卒。『三田文学』、『新日本文学』で安岡章太郎、野間宏、佐多稲子らと交わる。『文學界』、『海』等に短編や評論を寄稿。東北大助教授。ＮＹ州立大研究員。ヴォネガットらアメリカ現代作家と交流、ＮＹ州立大大学院でポストモダン文学を講義。帰国して長編小説『日朝、もし戦えば』（中央公論新社）、など２０数点を発表。同時に研究書を数１０点刊行（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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