東北おやつ紀行

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120044076
  • NDC分類 596.4
  • Cコード C0095

内容説明

ずっと前からそこにあり、親しまれてきた町の「定番」。気取らない素朴なおやつと、旅先で出会った景色・お祭り・人々。

目次

岩手山を眺めて、北へ―岩手県花巻市~盛岡市
白い犬は佇み、ねぶたは光る―青森県青森市
門前町の紅葉と、菜の花色―福島県河沼郡柳津町
雪国の空に紙風船は上がる―秋田県横手市~仙北市
クラゲのいる水族館―山形県寒河江市~朝日町~鶴岡市~酒田市
手づくり村の体験教室―岩手県盛岡市
海沿いの町のおやつ―宮城県女川町~石巻市
郡山の花見団子―福島県郡山市
お菓子とたてもの、青森旅行―青森県八戸市~十和田市~黒石市~弘前市~大間町
熱く、甘い蕎麦屋の定番―福島県会津若松市
屋台の並ぶ、雪の初市―福島県会津若松市
旧正月の犬っこ祭り―秋田県湯沢市
白くて甘くてすっぱいデザート?あさづけ探訪―秋田県秋田市

著者等紹介

市川慎子[イチカワノリコ]
1978年、愛知県生まれ。インターネット古本屋「海月(くらげ)書林」店主(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yoshida

144
東北の小さいお菓子屋さんや、道の駅をまわり、その土地に昔からあるお菓子を紹介するエッセイ。私は青森と秋田に行ったことがなく興味深く読みました。まず青森では読友さんに教えてもらった「豆しとぎ」を見つける。素朴な情景に心惹かれる。個人的に私が好みだと思ったのが「豆こごり」に「くじら餅」と「べこ餅」。秋田では「うんぺい」に心惹かれ、カラフルな「ゆべし」に驚く。全体を通じては「今川焼」の様々な呼び方を興味深く読む。「きんつば」や「大判焼」等。写真もあればなお良し。その土地に昔からあるお菓子の素朴な良さが伝わる本。2018/01/08

新地学@児童書病発動中

127
著者が東北のあちらこちらに出かけて行って、その土地のおやつを食べるという趣向のエッセイだが、かなり面白かった。おやつのことだけではなく、その土地の景色とか街の様子、そこに暮らしている人々の生活まできちんと書き込まれているので、一種の紀行文として読める。その紀行文的な内容から浮かび上がってくるのは、東北の文化の豊かさと味わい深さ。著者は食べ物の描写が巧みで、読んでいると実際に食べたくなってくる。まだ一度も行ったことのない東北にぜひ足を運びたいと思う内容だった。2015/12/06

野のこ

36
馴染みのあるお菓子はどの地域もそうだけど地元に根づいて頑固たる愛着があると思いました。もちろん東北も。味噌に鮭、菊、胡麻、砂糖、みりんをあわせた「山海味噌」、口のなかがカァとなる「焼酎菓子」がどんな味だろう。車を走らせて美術館など寄り道も楽しかったです。また何気なく思ったことも書いてて面白い方だなぁと思いました。また「川に浮かぶ一羽の白鳥が見えた。なんにも特別なことはない、といった風に浮かんでいる」という一文がすごくいいなぁと思いました。続く2017/11/06

たらこりっぷ

9
道の駅や直売所をめぐって、地元ならではの素朴なお菓子を探すところが私好みでした。確かに見たことのないおやつに数々出会えるんです。まだ食べたことがないおやつが次々と登場して興味津々。市川さんのふんわりとした文章が、手作りの飾らないおやつの味わいにぴったりです。こんなゆったりとした旅もいいですねぇ。2012/09/29

あるぱか

6
名前と装丁の素朴さに惹かれて読みました。昔から食べられているたくさんおやつが登場します。あんこ率が高く、食べてみたいなぁと思うものがいくつもありました。そして筆者の旅日記も素敵。移動中や休憩中など、おやつをおやつとして食べているところが個人的には好ましく素敵だなあと思いました。2021/06/08

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