内容説明
言文一致体をひっさげ、颯爽とデビューした山田美妙。美男で才気溢れる“ベストセラー作家”が、なぜ文壇から忘れ去られたのか。没後一〇〇年、「書斎の戦場」で戦い抜いた一途の文人の一生を追う評伝小説!尾崎紅葉、二葉亭四迷、坪内逍遙、樋口一葉らが活躍した明治文壇を鮮やかに描く。
著者等紹介
嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942(昭和17)年、静岡県生まれ。作家。平凡社『太陽』編集長を経て独立、執筆活動に専念する。88年『素人庖丁記』により、講談社エッセイ賞受賞。2000年『芭蕉の誘惑』で、JTB紀行文学大賞受賞。06年『悪党芭蕉』により泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アンコ椿
1
嵐山光三郎先生追悼祈念読書第二弾! 書斎は戦場なり、貧と病いに苦しみ書斎に散った美妙さん、哀れ……。2025/12/23
ストンブリッジ
0
言文一致をひっさげ華々しく文壇に登場した山田美妙。彼はなぜ文壇から葬られたのか。「書斎の戦場」で戦い抜いた一生を追う。 言文一致体をひっさげ、颯爽とデビューした山田美妙。美男で才気溢れる“ベストセラー作家”が、なぜ文壇から忘れ去られたのか。没後一〇〇年、「書斎の戦場」で戦い抜いた一途の文人の一生を追う評伝小説!尾崎紅葉、二葉亭四迷、坪内逍遙、樋口一葉らが活躍した明治文壇を鮮やかに描く。2012/08/01
mawaji
0
学生時代に読んだ「ABC文体 鼻毛のミツアミ」以来の嵐山光三郎。「昭和軽薄体」の祖である著者が纏めあげた「明治軽薄体」の祖と言われる山田美妙の物語は、真面目過ぎるが故に養祖母や尾崎紅葉、坪内逍遥、森鷗外などの文豪たちの間で依怙地になり孤立していく不遇の小説家としてちょっと物悲しく語られていきます。やはり漱石が出てきた時のインパクトはかなりのものだったようです。三陸大津波の時も明治の文人たちは救済活動をしていたのですね。文士劇も紅葉、美妙らの硯友社が始まりだったようで、今の作家の間でも続いてるのであろうか。2012/07/30




