内容説明
政治を動かすのは、人間か、あるいは制度か。本書では、近代・現代の日本の政治を題材にした七本の論文により、政治家や官僚や知識人や運動家が、それぞれに政治を生きた、その姿を説きあかした。政党政治、リーダーシップ、メディア、地方政治、司法活動、社会運動、防衛政策と、現在の政治を論じるさいの重要論点がひと通りそろっている。
目次
政治家の「実像」追求と指導力
小泉純一郎の時代―歴史と個性の政治学試論
民主党代表と政策の変容―政権交代までの「迷走」の軌跡
東京都性論―あるいは人間不在の都政
橘孝三郎とその時代
「部分社会」と「象牙の塔」―三淵忠彦と田中耕太郎
未完の対論―坂本義和・高坂正堯論争を読む
著者等紹介
飯尾潤[イイオジュン]
政策研究大学院大学教授。専攻・政治学、現代日本政治論。1962年神戸市生。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)
苅部直[カルベタダシ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻・日本政治思想史。1965年東京都生。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)
牧原出[マキハライズル]
東北大学大学院法学研究科教授。専攻・行政学。1967年愛知県生。東京大学法学部卒。東京大学法学部助手を経て、現職。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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