リヒャルト・ハイゼ物語―白虎隊の丘に眠る或るドイツ人の半生

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120043468
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0023

内容説明

明治35年、ドイツ語教師として来日した“お雇い外国人”はなぜ、白虎隊自刃の地に埋葬されることを強く望んだのか…!?北里柴三郎、福田徳三らと親交を結び、左右田喜一郎はじめ数多くの俊英を教え子とした、無名のドイツ人の数奇な足跡を克明に綴る。

目次

第1章 青春彷徨(キール・複雑な土地柄;予備役将校への道 ほか)
第2章 白虎隊の丘(来日のいきさつ・商法講習所(一橋大学のはじまり)
エミリオ・ビンダ―日本人の語学力 ほか)
第3章 混沌への不安(軽井沢;日光・和田ヨシ ほか)
第4章 日本への郷愁(帰国;ラインベク ほか)

著者等紹介

瀬野文教[セノフミノリ]
翻訳家・作家。1955年東京生まれ。北海道大学独文科修士課程卒。DAAD(ドイツ学術交流会)給費生としてケルン大学に留学。現在はドイツ語塾トニオ・クレーガーを経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ロピケ

1
残された資料が少なかったせいか、思ったよりハイゼ自身について書かれている部分は少なかった。しかし、当時の日本や世界の状況、ハイゼの周辺の有名無名の人びとの偉業、知っているようで知らなかった、ビスマルクからワイマール共和国、二つの世界大戦を挟んでのドイツの歴史など、時々は瀬野さんの決めつけ口調が気になったものの、一方ではそれが功を奏して、非常に分かり易かった。ハイゼが東山温泉で宴会に参加していたかと思うと何だか愉快。手入れのされていない、飯盛山のハイゼの墓の草むしりをしてくれていたおばさんに心を洗われた。2012/07/08

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