内容説明
セレブリティの世界を彩る器たち…食器でつながる“縁”の物語。
目次
器に出合った幼い日
思い出のヴェネツィアングラスとメディチ家ゆかりの器
ヨーロッパで本物のお菓子に魅せられて
祝祭日の風習とお菓子
ヴェルサイユの女主人公とセーヴル窯
マリー・アントワネットの美意識
ロシアの女帝エカテリーナ2世が愛した器
ヴィクトリア女王のアフタヌーンティー
シュガーケーキと英国貴族の社交術を学んで
ロワール地方の古城が叶えてくれた夢
社交が広げた知己と知識
嬉しかった偶然の贈り物
悲劇の皇妃エリザベートとその時代
現代人の憧れは大自然の中の朝食
著者等紹介
今田美奈子[イマダミナコ]
食卓芸術やプロトコール、お菓子に関する授業を行うサロン教室を主宰。2009年、新宿高島屋4階にティータイムを楽しめる「サロン・ド・テ・ミュゼ イマダミナコ」をオープン。神奈川県湯河原町にジョサイア・コンドルの建築を楽しむ文化財の「銀河館」を所有し、ここでも講座やイベントを行っている。国際食卓芸術アカデミー協会会長。2003年、フランス政府より芸術文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ジュースの素
4
何年か前、今田さんのお話とお茶とケーキが一緒になったサロンに出かけた。貴族のように優雅な彼女と素敵なお話に夢のような時間を過ごせた。この本にも彼女の自前の美しい食器やグラスが多く載っている。ご両親もやはり素晴らしい趣味を持つ方々で、やはり普通のご出身ではなかった。70年代からヨーロッパに行き、お菓子の学校で学んだ話や 数々のアンティークとの出会い、高名な方々との交流など溜息ものの生き方をされている。ヨーロッパの古城を買った話にはさすがに驚きだった。たまにはこんな美しい食器の本もいいですよ。2016/01/26