内容説明
ぼくは何者なのか―。15歳の少年が人生最大の謎に足を踏み入れ、「点線の道」を歩んでいく。そして、ふたつ年上の少女が「ぼくらの歌」をうたいはじめる。沈黙を破り、奇才が放つ清冽な感動ミステリー小説。
著者等紹介
軒上泊[ケンジョウハク]
兵庫県生まれ。「九月の町」(後に『サード』と改題)で鮮烈にデビュー。以後、作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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十人十色
2
面白かったが、2/3くらい、勘がいい人なら序盤で結末が判ってしまうのが残念だった。ある意味、期待を裏切らないので、裏切られる展開が好きな人にはオススメしません2017/02/05
ふう
2
ミステリーと言うより"ただわからない事がある"だけ? おいおいって驚くほど丸~く小さく終息したが、これを奇跡で片付けて…いいんだよね"感動ミステリー小説"なんだから(はいはい) うーん、タイトルからはサスペンスですごくスリリングな展開を期待したんだけどな。むしろ純文学wとして読むべきでした…。つか紛らわしいタイトルやめてくれ(何様w) つか「子」が「こ」なのがキモチ悪かったの私だけか?2011/05/12
みー
0
施設で育った少年が出世の秘密を知って友達や周りの人達に支えられながら点線だった過去が繋がり未来に前向きな気持ちに成って行く所に希望が持てました。2015/06/18
ちゃかぱん
0
世の中にはいろんな仕事があるけど、その肩書きだけで偉いものなんて一つもない。要はその仕事ぶりで値打ちが決まる。ただしそれをやっているだけで人間の値打ちが下がる稼業といのはあって、そのうちのひとつがヤクザだということ。(本文より)2011/04/09
dra
0
施設で育った少年は中学卒業を前に、2歳の自分を捨てた親について調べ始める。*これはミステリ?まぁ、自分は誰なのか?っていう謎はあるけど。わかっちゃう(というか、まさか違うよね??って思ったまんまだった)のが残念。2011/05/13