無神論―二千年の混沌と相克を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120041204
  • NDC分類 191
  • Cコード C0014

内容説明

無神論を語ることは神を語ることだ。古代ギリシャからポストモダンまで、世界史の原動力となった「負の思想」の系譜を辿りながら、その変容と対立を見つめ直し、人間の存在や生き方について新たな可能性を模索した画期的な論考。

目次

第1部 無神論の歴史(ギリシャ・ローマ世界の無神論;ヨーロッパ中世の無神論;ルネサンスの無神論;一七世紀の無神論;一八世紀の無神論;十九世紀の無神論;二〇世紀の無神論)
第2部 無神論の諸相(哲学と神学;宗教の科学のはじまり;理神論(デイスム)と有神論(テイスム)
政教分離と無神論
フランス革命と無神論
神、バルト、ロヨラ―信仰のエクリチュールをめぐって
魂の不滅と無神論
悪と無神論
アメリカと無神論
アートと無神論
ゆまにすと無心論者の新しい可能性
私と無神論)

著者等紹介

竹下節子[タケシタセツコ]
東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。比較文化史家・バロック音楽奏者。フランス在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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isao_key

7
西洋において神の存在を肯定、否定またはキリスト教を信仰する、しない人々の歴史と立場の違いを浮き上がらせる。17世紀に入り、リベルタン(自由思想者)と呼ばれる人々によるサークルが存在するようになった。これは実際には超宗教的、あるいは非宗教的なサークルであり、既成の諸価値について常に懐疑を投げかけるという近代批判精神がそのテーマだったという。またニーチェは西欧近代における「神殺し」が実はキリスト教の世俗化であり、近代の「人間教」の理念がすべてキリスト教のシステムを非宗教化しただけであることを見抜いていた。2014/09/19

讃壽鐵朗

2
日本人には仲々理解しがたいのが無神論であることが、理解できた2017/09/11

hi

2
面白かった!「無神論とはどういうことか」がよくわかる。「神を信じれば信じるほど、神を証明しようとすればするほど、無神論に近づく」というのがよくわかった。「なんとなく信仰をもたない」と「無神論」は全く違う。2015/01/29

少穆

1
 神を知らないものは無神論を語ることはできず、無神論を知らないものはそれに反論することができない。  哲学をその内部で飼い慣らし、そしてその議論が許されるような隙間が社会にあったキリスト教の教圏において無神論が育まれてきた理由がよくわかる本。  また宗教と無神論との対立を体験していない(伝統宗教が力強くない)地域では新興のカルトに対する抵抗が弱いとか、キリスト教の神は勧善懲悪を行う偶像崇拝的な神からの脱却だったのだ、などとても興味深い本だった。ただカタカナの専門用語多すぎますね。 2018/07/13

ときお

1
イスラームであれこれ起きてる現在のために読める本のひとつ。主にフランス。著者のブログも併せて読む。2015/01/19

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