ヒトラー権力掌握の二〇ヵ月

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  • サイズ B6判/ページ数 354p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120041150
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0022

内容説明

誰もがその男を過小評価し、「より小さな悪に違いない」とみなした。これは、1933年初頭から1934年夏にかけての、煽動者による電光石花火の勝利と、独裁を阻止し得たはずの個人や組織の敗北の記録である。

目次

序 権力掌握
第1章 策謀
第2章 運命の一日
第3章 国会炎上
第4章 全権委任
第5章 権力抗争
第6章 国家の殺人

著者等紹介

クノップ,グイド[クノップ,グイド][Knopp,Guido]
1984年よりZDF(公共放送ドイツ第2テレビ)現代史局長を務めており、ヤーコブ・カイザー賞、ヨーロッパ・テレビ賞、テレスター賞、金獅子賞、バイエルン・テレビ賞、連邦功労十字章、インターナショナル・エミー賞などの受賞歴がある

高木玲[タカギリョウ]
翻訳家。1958年兵庫県生まれ。大阪外国語大学大学院修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ルナティック

2
クノップはいつも読みやすい。しかしあまり浸透されていない時代であり、また人物達の「その後」を承知していないと面白さが半減すると思う。つまり「この事件や人間関係は、その後どうなったのか」はとても重要だから。それが理解されていてこそ、この本の内容に重さと面白さが加わってくると思うから。レーム粛清は特に興味があった。少しだけだがこの事件と法の関連記述があったことは私的に大喜び。しかしついでに私的制裁も~には苦笑。さすがスターリン絶賛の粛清だわ。レームとナチ高官の私的関係にも触れられていると良かったな。2020/07/23

kei

0
世界史、そしてドイツという国は彼という「存在」をこれからもなかったことにできないだろうし、そうしないんだろう 濃密な中身でシンプルな時系列ながら入り組んだ原因究明への深い眼差しは尊敬するレベルだが、同時に偏執的でもある 彼が「分断して、統治した」なら、その後の不特定多数の政府は「刻み付け、忘れないんだろう」 疑問は全て後継される2016/05/06

しゅしょー

0
読みやすい。写真や当時を生きた人々の言葉を各所に散りばめてるので印象に残りやすい。ただワイマール成立以後の政治史に明るくないと読みづらい。一般書にしては要求される前提知識のレベルはやや高めかと。あと官邸や内閣やらの、いわば上の動きに記述が偏っているので当時の農工業界の対立等、重要な政治背景に対する視角が無いのは残念。一番気になるのは民主主義が生き残りえたalternativeの道の提示に過度にこだわって、その現実的可能性を無視しているともいえる点。まぁ一般書なので学問的厳密性を要求するのは酷でしょうが‥。2014/12/19

もふもふ

0
ヒトラーが首相就任から国会議事堂炎上、全権委任法、長いナイフの夜、ヒンデンブルク大統領死去までのナチスの経緯の説明。ナチス党内での権力抗争やいかに合法化に権力を握ったかに見せる手法が面白かった。文章は固くなく読みやすいけどたまに説明の括弧書きが[[]]になってて見にくい。2011/01/22

onepei

0
タイトルのままです。読みやすかった。2010/07/03

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