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出版社内容情報
日本の伝統文化は神と人、人と人とを仲立ちするメディアとして生まれた――。日本人の教養や常識の淵源に迫る、私説日本藝能史。
内容説明
「メディア」という言葉は、テレビや新聞のようなマスメディアだけを指すのではない。本来の意味に立ち戻って考えれば、歌舞伎、落語、演歌、また祝祭行事なども、神仏と人、人と人とを仲立ちする「メディア」として生まれたものなのである。古典をひもとき、歴史に思いを馳せ、国内各地を訪ねて伝統芸能にふれる…。日本人の教養や常識、精神世界を形作ってきたものの淵源をさぐる、文化・芸能史の試み。
目次
わたしのメディア論―まえがきにかえて
「むすび」の構造―日本の精神世界
宮中のど自慢―『梁塵秘抄』の知識社会学
大地との対談―逢坂の関から
メディアとしての身体―おどり念仏から河内音頭まで
神々の市場戦略―熊野を中心に
サロンとホステス―遊女の系譜
『平家物語』と知的所有権―「語り」の組織社会学
祝福のうた―「ほかひびと」の諸相
「節」の研究―説経から演歌まで
旅するこころ―遊行と道行
ノンフィクションの誕生―「読み物」と「語り物」
劇場の時代―装置と演出
著者等紹介
加藤秀俊[カトウヒデトシ]
1930年(昭和5年)、東京に生まれる。東京商科大学卒業。京都大学人文科学研究所助手、京都大学教育学部助教授、ハワイ大学東西文化センター研究員、国立放送教育開発センター所長、中部大学教授、中部高等学術研究所所長、国際交流基金日本語国際センター所長、日本育英会会長などを経て、現在、中部大学学術顧問。社会学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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takao
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Rollin'