出版社内容情報
「情熱の歌人」として知られる与謝野晶子。評論、童話などにわたる幅広い活動を紹介し、ひとりの女性としての等身大の姿を描く。
内容説明
「情熱の歌人」と呼ばれる与謝野晶子は、短歌だけでなく、詩、社会評論、童話・童謡など、さまざまな分野で多くの仕事を成し遂げた人物である。しかしその活躍が多岐にわたるがゆえに、「君死にたまふことなかれ」や「母性保護論争」など限られた側面しか知られていないのが実情である。本書では、晶子の幅広い業績をたどるとともに、教育や労働について鋭く論評し、多くの子を産み育てた「ワーキングマザー」でもあった、ひとりの等身大の女性像を描きだす。
目次
1 科学へのまなざし(天翔る思い;知を求めて ほか)
2 里子に出された娘たち(何人を産み育てたか;三人の娘 ほか)
3 「母性保護論争」の勝者は誰か(前哨戦;母親としてのキャリア ほか)
4 童話作家として(明治末期の児童雑誌;理想の童話を求めて ほか)
5 聖書への親しみ(『みだれ髪』の「神」;子どもたちとクリスマス ほか)
著者等紹介
松村由利子[マツムラユリコ]
1960年生まれ。西南学院大学文学部英文学科卒業、同大学院中退。毎日新聞社入社後、千葉支局、生活家庭部、科学環境部など経て、2006年から創作に専念。1994年、「白木蓮の卵」で短歌研究新人賞受賞。歌集に『鳥女』(本阿弥書店、2005年、現代短歌新人賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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