出版社内容情報
浅草花やしきで働く青年は、朝顔の<左巻き>の謎を解くために、下町から新宿地下街、海底炭田へと不思議な旅に誘われるのだが・・・。
内容説明
下町、地下街、海の底―青年・奥山は、老人から預かった朝顔の“左巻きの秘密”に導かれ、闇へ闇へと夢遊する。この電子社会に無縁な男に、花の「声」は何を告げるのか。
著者等紹介
唐十郎[カラジュウロウ]
1940年東京生まれ、明治大学演劇科卒。64年劇団「状況劇場」旗揚げ。67年に新宿・花園神社で紅テント公演を行う。88年より劇団「唐組」を主宰。70年『少女仮面』で岸田戯曲賞、78年『海星・河童』で泉鏡花文学賞、82年『佐川君からの手紙』で芥川賞、2004年には『泥人魚』で紀伊國屋演劇賞、鶴屋南北戯曲賞、読売文学賞を受賞するなど数多くの戯曲・演劇賞、文学賞を受賞している。現在もテント公演、執筆活動など精力的に続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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