出版社内容情報
中国歴史小説の第一人者が、ユーモアあふれる平明な語りで、『論語』のエッセンスを説き明かす。最も解りやすく面白い入門書。
内容説明
中国の歴史と、そこに浮沈する多彩な人間像を描きつづけてきた著者が、孔子とその弟子たちの言行録を読む。最高の導き手による、アジアの「古典のなかの古典」へのいざない。
目次
学而第一
為政第二
八〓(いつ)第三
里仁第四
公冶長第五
雍也第六
述而第七
泰伯第八
子罕第九
郷党第十
先進第十一
顔淵第十二
子路第十三
憲問第十四
衛霊公第十五
季氏第十六
陽貨第十七
徴子第十八
子張第十九
堯日第二十
著者等紹介
陳舜臣[チンシュンシン]
1924年(大正13年)、神戸に生まれる。大阪外国語学校(現、大阪外国語大学)印度語部卒業。61年『枯草の根』により江戸川乱歩賞を受賞し作家生活に入る。69年『青玉獅子香炉』により直木賞を受賞、以後数々の文学賞・文化賞を受賞する。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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酩酊斉案山子
1
儒教と言えば、現代では堅苦しくて型にはまった、上下関係やしきたりに煩いマイナスイメージのつく思想のような気がしてたけどれも、考えてみれば聖書より古く約2200年も読まれ続けたベストセラーでもあるんだよな。そこには当然学びがあるはずで、その導入部としては最適な気安くてわかりやすいエッセイだった。2021/09/12
ぴっちゃん
0
礼を学ぼう。実践するために覚えるくらいまで読みたいな。孟子とかも読んでみよう2015/05/21
のんたん
0
陳舜臣氏の優しい語り口調での説明は、「論語=難しそう」というイメージを少しやわらげてくれた。孔子の弟子たちの話も出てきて、史記の仲尼弟子列伝を読み返してみたくなった。2014/12/14
4fdo4
0
論語というととっつきにくい感じがするが、 本書は著者が章を抜粋していて 解説をつけてくれているので 中国古典になじみがなくても読める一冊 儒教の考え方を優しく指南してくれます2009/11/06
まりこ
0
初・陳舜臣さん作品、シルクさん以来、久しぶりの大学の先輩の本です。私のような論語初心者にも読みやすかっただけに、論語好きの方には物足りないのかも…?2011/05/15
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