内容説明
本書では、現在われわれをとりまくいくつもの脅威を広範にとりあげ、それぞれについて検証を加え、人類文明にとっての危険度を評定する。最も憂慮すべき「地球最後の日」のシナリオは何か。最悪の事態を回避することはできるのか。
目次
1 科学技術の叛乱(ナノテクの恐怖;パンデミック ほか)
2 戦乱の火種(いまこそ世界の終末なのか?;際限ないテロ ほか)
3 生態系の断末魔(汚染されゆく地球;ヒドロキシル・ホロコースト ほか)
4 気候の大変動(地球温暖化;巨人の覚醒 ほか)
5 不測の天変地異(彗星や小惑星との衝突;超火山の噴火 ほか)
著者等紹介
レヴィ,ジョエル[レヴィ,ジョエル][Levy,Joel]
1970年イギリス生まれ。科学書の編集者を経てフリーランスライターとなる。現在はロンドン在住
柴田譲治[シバタジョウジ]
1957年神奈川県川崎市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。サイエンスライターなどを経て翻訳業。現在は金沢市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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於千代
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起こりうる危機を四つに分類し、それぞれを考察した一冊。門外漢なのでこの考察が妥当かはわからないが、まぁ起こりうる問題なのではないかとは思った。最終的には我々がどうすべきかまで述べているのだが、その提言は至って平凡。逆に言えばその平凡な事もできていないという事でもあるのだろうが。2014/02/13
ぷるぷる
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かなりダウナー系の本。 現在版ノストラダムスの大予言で取材と解析付きってところ。やっぱり地球温暖化や海水の酸性化などの環境破壊がダメージが大きく発生可能性が極めて高いということになる。まず一人一人が環境に貢献することが必要だと主張される。しかし、それでももう手遅れかもしれないらしい。現世代又は次世代にはこのシナリオのように壊滅した世界でどうしようもない生活をごく少数の人類が営む危険性があると結ばれる。2007/07/15