出版社内容情報
その日暮らしの生活でも、江戸っ子は遊ぶことを忘れなかった。遊びが生活のすべてであり、おもしろいことをさがし歩くことが生き甲斐だった。画期的な「江戸レジャー年表」付き。
目次
第1章 江戸に遊び場ができる(十七世紀前半)
第2章 町人の遊びが花ひらく(十七世紀後半)
第3章 吉宗が遊び場をつくる(十八世紀前半)
第4章 江戸っ子の誕生(十八世紀後半)
第5章 江戸は「遊びの都市」となる(十九世紀前半)
第6章 遊びに生きる江戸っ子(十九世紀中頃・幕末)
終章 江戸の遊びに学ぶ
著者等紹介
青木宏一郎[アオキコウイチロウ]
ランドスケープガーディナー。(株)アイ・エヌ・エー顧問。1945年新潟県生まれ。千葉大学園芸学部造園学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かわかみ
5
幕末の開国以降、訪日した外国の知識人たちは日本人が貧しくても清潔に楽しそうに毎日を過ごしている様に感心している。それらは江戸時代に培われた庶民の楽しみで特に大都市・江戸で顕著だった。当初は武家や裕福な商家が中心だった江戸文化は18世紀頃には庶民が主役となり、武士たちが楽しむために町人の遊興を再現したテーマパーク的な施設まで造られたそうだ。寺社の祭や催事、芝居や寄席、見世物に相撲など至る所に遊び場があった。個人的には、現代のネットやデジタル技術が退行に導くのか、創造的な遊興に導くのか、気になるところである。2024/11/03
takao
2
ふむ2022/07/05