出版社内容情報
「知ってる」から「いかに知らないか」へ。「四万十川」という既知の素材に働きかけ、情報への理解や認識を深化させていこうとする大実験。
目次
1 シミュレーション―もし、川が道だったら…
2 足形スケープ―四万十川を踏む
3 ものひろい
4 6方位―キューブで切り取る四万十川
5 scene of time
6 poly‐sight
7 十人十川―川を描くために人を描いた
8 CATCH AND EAT 6
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hsksyusk
1
ざっとしか読んでない。未知化するというのがピンときてないけど、解像度を上げたり新たな視点を提示することで、以下に知らなかったかを自覚するということかな?そういう情報の見せ方がされてて面白く見れる本。
葉鳥
0
課題資料として読了。それぞれ発想豊かな視点でまとめられていて面白かった。2015/09/06
ENKIN
0
すごく身近な川なのに、この本の中の四万十川は知らない川のよう。2014/02/11
izw
0
原研哉ゼミのEx-formationシリーズを遡って読み進め、最初の巻にたどりついた。「オープン・ミュージアム」として始めた討議で、3回目のブレーンストーミングの前に「Ex-formation」というコンセプトが誕生した経緯も興味深い。8回の出版で、書籍の形式の変遷もおもしろい。1巻は縦書き、2巻から横書き、3巻まで平凡社で、4巻から中央公論新社、3巻までは21cmx18cm、4巻は小さめだが楯横比率は同じ、5巻からはA5サイズ、章構成も4巻までは試行錯誤の後が見えるが、5巻からは同一構成。 いずれにして2013/08/18
ダナヲ
0
うん、やっぱりこういうことに真面目一徹に取り組める時間と余裕がうらやましい。でも、あぁ、人はこういうふうに連想したりするんだな、イメージを広げているんだなっていうことが見て取れて、楽しい。深い認識に達する前に、所詮こんなもんであろ、と少ない情報だけで知っているように感じてしまう、そんな高を括っている日常で、”知らないことを分ける”という作業は、思考や知識を深めるために重要だと、そう思いました!2013/07/30