溺れる人―第3回Woman’s Beat大賞受賞作品集

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  • サイズ B6判/ページ数 270p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120036125
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

自身のアルコール依存症との闘いを描いた大賞受賞作をはじめ、今を生きる女性の鼓動が聞こえる全作品。

著者等紹介

藤崎麻里[フジサキマリ]
昭和43年5月生。茨城県牛久市在住(主婦)。専門学校でデザインを学び、卒業後、広告代理店デザイン部に2年間勤務。結婚前に発病したアルコール依存症を克服し、現在は水泳やソフトボールを楽しんでいる。一方で脚本家になることを目指し、シナリオ学校に通い、勉強中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みゃーこ

45
依存症と言うのは何か悲しい。理性を抑制する能力を失い、細胞と言う細胞が酒を要求して結局社会的支障をきたすところまでやっちゃう。正常な酒飲みと依存症との違いは根底に潜む「依存」と言う言葉から漂う悲しさと空しさと絶望と闇。「人間時間と言うものがあるそうだ。年齢を3で割った数がその人の人生の時刻だという。」そんな一文が目に留まった。(八木沼作品)溺れている時間は時が止まっているが人生はいつでもそこから始まると思う。全てを御破算にすることはできないけど情けない自分を引っ提げて生きる姿に哀愁を感じた。2015/06/26

Sadakazu Murohoshi

1
作者自身のアルコール依存症のおぞましさと闘病を描いたもの。 読売新聞で日曜日に5週にわたって掲載されたもので、第3話は誤って捨ててしい、わざわざ図書館へ新聞を読みに行った。 実体験であるということで、リアルな描写にシビれる。 作者が映画好きらしく、アル中の映画をうまく取り入れていた。 下戸の私はアル中の人の気持ちがわからなかったんだけど、この作品読んでアル中の人の見方が変わった。 旦那に隠れて、酒を買いに行くくだりはリアルで迫力満点。 読んでてゾクゾクした。 闘病シーンより溺れていくシーンが○2015/11/29

ふな

1
依存症について考えさせられる作品。スイスイ読めます。読みやすく、惹き付けられますが、背後というか、もう少し深さがあれば、更に良かったと思います。2013/07/30

きりんまま

1
一般の人が書いた体験記。「溺れる人」はアルコール依存症の話だが、その凄まじさに驚いた。普通に知られるアル中ってただの大酒飲みのイメージだけど、そんな状態ではないのですね。やめたくてもやめられない。助けてという心の叫びが悲しかった。他の作品はいろんな人生があるのだなという感じ。作家ではないので、読みづらいものもありました。2013/04/17

みぃ

1
作家ではない人たちの、ノンフィクションの物語集。溺れる人が圧倒的に心に残りました。しばらく彼女の心の叫びが頭から離れませんでした。壮絶な闘病記。2013/03/11

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