日本の心を語る

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120036019
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0071

出版社内容情報

幼年時代からの家庭環境を振り返りながら、いかにして画家の道を歩みだしたか、教育や文化財保護はどうあるべきか、若い人たちに語りかける。

内容説明

日本文化の源流をさかのぼる壮大な画業と世界の文化財・文化遺産の保存活動に取り組む日々…「生かされている」ことへの感謝を込めて語りかける人生論。

目次

第1章 幼少年時代
第2章 私の生活信条
第3章 子供を育てるということ
第4章 日本文化の成り立ち
第5章 文化の継承と武士道
第6章 争いを超えて

著者等紹介

平山郁夫[ヒラヤマイクオ]
1930(昭和5)年、広島県に生まれる。東京美術学校(現、東京芸術大学)日本画科卒業、前田青邨に師事。53年、日本美術院展に出品して初入選。59年、「仏教伝来」が注目を浴び、61年、「入涅槃幻想」により日本美術院賞(大観賞)を受賞。以後、仏教と東西文化の交流をテーマに旺盛な創作活動を続ける一方、「文化財赤十字構想」の理念に基づき、世界の文化遺産、文化財を保存修復し、次の世代に手渡すための運動を推進する。96年、レジオン・ドヌール勲章、98年、文化勲章、2001年、マグサイサイ賞、2004年、朝日賞を受ける。東京芸術大学学長、日本美術院理事長、ユネスコ親善大使、文化財保護・芸術研究助成財団理事長、日中友好協会会長などを務める
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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おいしゃん

31
平山郁夫先生の画風が、生い立ちに強く影響を受けていることがよくわかった。ここまで芸術を、世界全体の視点から見れる人はなかなかいないだろうし、藝大学長を務めるのも納得である。2019/07/12

ご〜ちゃん

0
アイデンティティをしっかりと確立するために、どうすればよいか。平山郁夫さんは、次のように考えている。まず自分を見つめ、知ろうと努力すること。次に数多くの経験を積むこと。さらに自分で判断を下せる基準を作り上げること。最後に自分の原理原則を作り上げ、それを自分に課すこと。失敗を師として、次回に新しい工夫を凝らし、知恵を出していく。ひるまずに継続する行為が、自分を鍛えることになる。こういう考え方を身につけて、実践していきたい。2014/10/11

minami

0
「日本文化の成り立ち」「文化の継承と武士道」など、日本の歩みが分かりやすく書かれた章もありとても勉強になりました。ご自身が体験された広島原爆投下の話に胸がつまる想いです。そういった経験をされている方だからこそ、平和のこと文化を大切にする心が必要なことなど、説得力があります。もう少し長くこの世にとどまっていて欲しかったなぁ、そしてお目にかかりたかったなぁと思いました。2010/02/25

Nao

0
戦争を経験した人のメッセージは強い。「子供にとっては貯えた知識の量と同じくらいに、ものを感じる心が必要なのです。」「絵であれ、スポーツであれ、勉強であれ、努力そのものが面白いと思えるようになれば、それは一生続けていくことができるでしょう。」日本の心、子育てについても書かれていて、読んでよかった本。2018/06/01

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