ヘマな奴ほど名を残す―エラーと間違いの人類史

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  • サイズ B6判/ページ数 244p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120035661
  • NDC分類 304
  • Cコード C0098

出版社内容情報

★この本をお薦めします★~紀伊國屋書店岡山店・火口徹也
われわれは、みな間違いで今ここにいる。レオナルド・ダ・ヴィンチも、ネアンデルタール人も、カエルもダニも。間違いで偶然生命が生まれ、DNAを誤ってコピーし、生命が進化する。弟子を選び損ねたキリスト。インドを目指して出航したコロンブス。人類と生命の歴史はヘマの歴史である!!

内容説明

天地を創造した神様、誤ったコピーをつくりつづけるDNA、弟子を選び損ねたイエス・キリスト、インドを目指して出航したコロンブス、レオナルド・ダ・ヴィンチにスターリンにダンテにそしてなぜか『古事記』の編者・太安万侶。みんな「ヘマ」をやらかして世界を変えた。

目次

太陽や星を動かしたのが間違いだった
神はわざとしくじった
物理的にも間違いだった
われわれが生きているのも間違いだ
生き残るのはエラーのほうだ
最初のエラーはいつまでも忘れない
間違えたのが幸運だった
迷い道こそが正道
有能なリーダーはエラーを犯す
エラーは権力のバロメーター
真理はエラーの生みの親
エラーが多いほど進化する
人間の居場所はどこにある?

著者等紹介

アプリーレ,ピーノ[アプリーレ,ピーノ][Aprile,Pino]
イタリア人ジャーナリスト。1950年生まれ。大学では、物理学、政治学、近代文学など多様に学ぶ。新聞や雑誌の記者を務めるかたわら、イタリア国営放送のサブスタッフとしても活躍してきた。現在はイタリアでもっともポピュラーな週刊誌『ジェンテ』の共同主幹。1997年に初の著書“Elogio dell’imbecille”(邦題『愚か者ほど出世する』)を発表

泉典子[イズミノリコ]
東京外国語大学大学院修士課程修了
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミュポトワ@猫mode

35
図書館本。雑書のつもりで借りたらまさかの研究書ですっごい時間がかかった…宗教、宇宙、遺伝、物理、生物学などのそれぞれの分野についての必須の例外事項について書かれている本です。分野は多岐にわたっていますが、結論は1つだけ…金枝篇みたいな感じ…それに、訳が微妙なんです…高レベルの知識がないと訳せないのに、イタリア語もできる人っていないしなぁ(原文はイタリア語)…それに括弧の使い方がヘンです。原文の位置そのままにしてない?それじゃ、日本語にしたときに変になるのは当たり前なのに…そんなんで結構読みにくかったです2019/06/07

魚京童!

27
その通りだ。この世界はエラーに満ちている。しゃべり方が面白くて、話の脈略がなくて、酔っ払いの戯言のようだけど、一抹の真実がある。あるいはすべてが真実だ。結局行動したものがエラーを冒し、エラーをしたものだけが名を残す。ごちゃごちゃいってるやつは放っておけばいい。勝手に吠えてろ!ってことなんだよね。だから私もエラーを起こし続けていくし、いつか潰されるんだ。生き方を決められるようになったから、私も選んでみたいんだ。2019/04/07

Uzundk

4
失敗は成功の母と言うような成功ありきの話ではなく、完璧な均衡からは何も産まれないのだという思想的な話。失敗に対する見方が変わった。著者飲もう一冊の本『愚か者ほど出世する』と会わせて読むことをおすすめする。2015/11/12

takao

2
ふむ2025/03/21

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