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中公叢書
モンゴルの二十世紀―社会主義を生きた人びとの証言

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120035463
  • NDC分類 222.7
  • Cコード C1020

内容説明

1924年、ソ連に続く世界で2番目の社会主義国「モンゴル人民共和国」が誕生。人民共和の4文字は1992年に消えた。草原の悠久の歴史の中で、人類にとって、モンゴルにとって、20世紀とは何だったのであろうか。

目次

第1章 社会主義による近代化
第2章 首都はこうして作られた―元産業大臣パーワンギーン・ダムディンは語る
第3章 遊牧はこうして変えられた―労働英雄レンチンギーン・ミンジュールは語る
第4章 大地はこうして切り開かれた―国家大会議議員シャラビン・ゴンガードルジは語る
第5章 人はこうして生き抜いた―人民作家デンデビーン・プレブドルジは語る
第6章 モンゴル人と社会主義

著者等紹介

小長谷有紀[コナガヤユキ]
1957年、大阪に生まれる。京都大学文学部、同大学院で地理学を専攻し、その間79~80年、モンゴル国立大学に留学。その後、87~88年には中国内蒙古社会科学院に留学。現在、国立民族学博物館教授。遊牧社会に関する研究のかたわら、NPO法人モンゴルパートナーシップ研究所を有志とともに設立し、NGO活動にもたずさわっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mayuko

1
1924年〜1992年の、社会主義時代のモンゴルをリードした人々へのインタビュー集。この本を読んで、現在のモンゴルの状況がものすごく腑に落ちた。資本主義に移行して25年、良くも悪くもモンゴルの社会主義は長い尾を引いているのだと改めて思う。必ずしも健全にはいかなかった移行。この証言者達が作ったものを捨てて、資本主義の遊牧国家はどこへ向かっているのだろう。モンゴルの社会主義についての小論も掲載されており、インタビューの背景も理解できるようになっている。2017/03/17

okaka

1
遊牧から社会主義へ、そして市場経済へと変化するモンゴル経済の中を生きた人々のインタビュー集。資本主義より社会主義の方が遊牧民にとって親和性が高かったという点が興味深いところで、やはりタガの外れた市場経済化は地方や小国を潰してしまうのかなあと。2013/12/09

Ryo Sogawa

0
二十世紀のモンゴルは社会主義による国家の成立と崩壊を両方経験した。その中で生きた人々からの聞き語りの記録。2020/06/28

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