出版社内容情報
世界各地の反グローバリズムと反米主義の実態を考察し、その問題点と明日の国際秩序のあり方を考える。
内容説明
反グローバリズム運動とは何か。グローバリゼーションの進展の結果、今、世界各地で生起している諸運動の実態と本質を見すえ、これからの国際社会の新しいパラダイムを展望する。
目次
第1章 グローバリゼーションの真の姿
第2章 反グローバリズムはどこから生まれたか―その源流と背景
第3章 ヨーロッパの反アメリカニズム
第4章 イスラム世界の「反米」
第5章 過渡期の経済におけるグローバリゼーションの波紋―中国とロシア
第6章 アメリカの反グローバリズム―「日本異質論」
第7章 日本における「嫌米」の擡頭とその意味
第8章 グローバリゼーションと韓国の「嫌米」
第9章 アフリカの「疎外」と世界的課題の浮上
第10章 「世界化」のリスクとパラダイムの変化、そして国際的市民運動
著者等紹介
小倉和夫[オグラカズオ]
1938年、東京に生まれる。東京大学法学部、ケンブリッジ大学経済学部卒業。1962年、外務省入省。駐ベトナム大使、駐韓国大使、駐フランス大使などを務め、2003年より青山学院大学教授、国際交流基金理事長。著書に『パリの周恩来』(中公叢書、1992、吉田茂賞)など多数
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