内容説明
無能な上司が威張るのも、脳味噌空っぽの女子高生がモテるのも、モテない男子がキレるのも、着飾ったおばさんが街中で群れるのも、みんな理由があったのだ―世の中バカが多くて疲れる理由を科学的に解明したバカ本の決定版。
目次
事のはじまり 動物行動学者ローレンツ教授との出会い
その1 バカなやつほど生きのびる
その2 利口なやつはさっさと滅びる
その3 人類はもうろくしつつある
その4 バカは人まねができる
その5 リーダーは能なしのほうがいい
その6 のさばるのはバカばかり
その7 人間は寄れば寄るほどバカになる
その8 動物も人間に飼われるとバカになる
結論として 人間がサルの祖先なのだ
著者等紹介
アプリーレ,ピーノ[アプリーレ,ピーノ][Aprile,Pino]
イタリア人ジャーナリスト。1950年生まれ。大学では、物理学、政治学、近代文学など多様に学ぶ。新聞や雑誌の記者を務めるかたわら、イタリア国営放送のサブスタッフとしても活躍してきた。現在はイタリアでもっともポピュラーな週刊誌『現代(Oggi)』の副主幹
泉典子[イズミノリコ]
東京外国語大学大学院修士課程修了
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
14
官僚組織は一人分の仕事を分割し半分にして階級を沢山、作って行きあたかも仕事が増えた様に錯覚し自分に能力があると勘違いする構造を作ってしまい知能を使うことを忘る。集団数が多いほど一人ひとりが考えなくなり目的を持たない行動をする人が増える。少数の方が知能率が上がり知恵が出て成果が見える。動物の訓練も決まったやり方を教える様に社会にいる人間も任された仕事を決まり通り果たしてるだけだと、どちら場合も知能は不要で使われず衰えて行く。知恵を出すと自分が不利になる構造を直さないと知能が退化して行く2014/06/26
魚京童!
13
バカでも王子なら王になるのは人間だけだ だから羊のほうが好きなのだ。2014/07/06
Uzundk
4
直観から人間の知性は必要なくなりやがて完全に喪失すると主張をする著者、それに対して知性が進化し続ける事を信条に置いている哲学者との対話。人類は衰退するのか...のようなでかい話はさておき、なぜ組織はこんなに非効率で怠惰で無意味に太るのかという事についての根源的な解答の一つが描かれている。私はそれがとても参考になった。著者は人間の怠惰故に知性の終焉を信じているようだが私は逆の立場だ。競争あるいは"フォークの歯はなぜ4本になったか"のように、怠惰であるが故に人は知恵を使うと私は思っている。2015/11/15
Y.U
2
ISOに基づいた書類を揃えて済む仕事より、型どおりに進まないのを臨機応変に進めることの方が知的だわな、会社での評価は逆です。あるある!2014/04/06
こさめ
2
生きていて、特に自分が生活する町の様子を見ていて日頃実感していたことなので読んでみました。著者の意見は私の考えていたこととほぼ同意見でした。最後にギリシャ神話の話が少し出てくるのですが、今考えられることは大抵既に昔から考えられてるんですねー。2011/08/19
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