美女たちの日本史

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  • サイズ B6判/ページ数 218p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120032912
  • NDC分類 281
  • Cコード C0095

内容説明

男本位の歴史の見方に異議あり。女帝、国母、乳母、女戦国大名など、歴史の中で実力を発揮し時代を左右した女たち…。独自の視点が捉えた、新たな人物像ともう一つの新しい女の歴史。

目次

悲劇の中で毅然と生きた元正天皇―『美貌の女帝』より
才女繚乱、紫式部と清少納言―『この世をば』より
道長をめぐる女たち―『この世をば』『望みしは何ぞ』より
清盛の妻時子の『平家物語』―『波のかたみ』より
東国の僻地から歴史の中へ、北条政子―『炎環』『北条政子』より
応仁の乱のヒロイン、日野富子―『銀の館』より
戦国の二人三脚、毛利元就の妻―『山霧』『元就、そして女たち』より
今川家を支えた寿桂尼―『姫の戦国』より
戦国一の美女、お市の方―『流星』より
庶民代表、北政所ねね―『王者の妻』より
信と不信の世界を生きた細川ガラシア―『朱なる十字架』より
乱世に波紋を描いたおごう―『乱紋』より
江戸の清少納言只野真葛―『葛の葉抄―あや子、江戸を生きる』より

著者等紹介

永井路子[ナガイミチコ]
大正14(1925)年東京生まれ。茨城県立古河高女をへて東京女子大学を卒業。小学館に入社し、雑誌『マドモアゼル』の副編集長をつとめる。『炎環』で直木賞、『氷輪』で女流文学賞、『雲と風と』ほか一連の歴史小説で吉川英治文学賞を受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アカツキ

13
男性本位の歴史観に待ったをかけて、日本の歴史で女性がどのように働いてきたかを書いた本。エッセイ風で読みやすい。杉本苑子「滝沢馬琴」でも思ったけれど、只野真葛はやっぱり面白い女性だなと再確認。飛び出す言葉、話のひとつひとつが鋭くて新鮮でユーモアがある。馬琴がもうちょっと話のわかる人で出版に力添えしてくれていたら…と思わずにはいられない。2022/11/03

ひとみ

3
有名無名の女性達が出ていました。その時代によって歴史の見方って変わるとも書いてありました。今まで思っていたその人像と違う一面も見えました。2015/07/18

S O

2
歴史に詳しい人なら楽しめるかもしれない。好きでも嫌いでもなくのレベルなので、読んでいる最中にだんだん人名が絡まってきて、わけがわからなくなってしまった。ただ、従来の歴史観とは違った見方で語られる歴史は面白く、なるほどと思わされることが多かった。只野真葛の随筆、読んでみたいと思った。2025/03/10

ころころ

2
図書館で何気なく手にとって作者さんが永井さんだったのでびっくり。中学の時に読んだ「乱紋」以来でしたが、なんだかお上品で、素敵です。2013/12/29

ユウユウ

1
永井氏は歴史的考察が描ける歴史小説家だと思う。上品さもあり、読後感がよい。

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