目次
切手の雪舟を剥いで見る
1 「山水長巻」を見る
2 「慧可断臂図」
3 「冬景山水図」
4 「破墨山水図」
5 「天橋立図」
著者等紹介
赤瀬川原平[アカセガワゲンペイ]
1937年、神奈川県生まれ。美術家、芥川賞作家。武蔵野美術学校を中退後、ネオ・ダダ、ハイレッドセンターなどで現代美術の破壊と創造を展開し、古き日本美術とは、どちらかといえば敵対関係にあったが、その後、日本美術に急接近。96年、山下と出会い、日本美術応援団を結成。団員1号として、各地で日本美術の応援を展開する
山下裕二[ヤマシタユウジ]
1958年、広島県呉市生まれ。明治学院大学教授。幼少のころは昆虫少年。77年東京大学文学部入学、美術史学科に進学するも授業にはほとんど出席せず、琴、三味線の演奏家を目指す。が、大学院中途にして挫折。その後デパート勤務を経て、大学院に復学。以後、本格的に日本美術の丁稚奉公に勤しむ。90年明治学院大学文学部芸術学科にようやく就職。96年、赤瀬川と日本美術応援団を結成、初代団長に就任
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感想・レビュー
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tama
3
図書館本 模写は本物の筆力にはかなわないことがよーく分かる。ということが自分の目でも、赤瀬川さんの言葉からも確認できた。赤瀬川さんの会話は「!」の視点が一杯で今回も楽しかった。2013/07/08
安国寺@灯れ松明の火
3
「応援団」というタイトルながら、意外に熱っぽさは感じられません。が、お二人の「雪舟が好きだ」というのはよく伝わってきます。赤瀬川さんの文章は独特ではありますが、大変読みやすいと思います。2009/12/31
おとしん
2
日本画の敷居がいきなり低くなりました。山下先生の美術に対する真摯な態度と博識に感服いたしました!2010/10/26